Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

車椅子バスケ

2021-09-05 22:26:37 | 他スポーツ
今日は東京パラリンピックの閉会式です。最終日に決勝戦が行われた、車椅子バスケの日本対アメリカ戦を見ていました。初の決勝進出だった日本にとって、バスケの母国アメリカが相手というのは厳しいかなと思っていましたが、よく練った試合運びを見せていました。第一ピリオドの10分は18-18の同点でした。車椅子バスケは、障害の重さに応じて各選手にポイントが定められており、そのポイント数の合計が一定以下となるような選手起用が必要になっています。

どうしても、こういう障碍者スポーツは点を取る「ハイポインター」を注目しがちですが、障害の重い「ローポインター」にもそれなりの意味があります。車椅子の特性上、一人の選手でそれなりに幅を取り、その横をすり抜ける動きは難しいので、ローポインターがハイポインターをマークして守ることもある程度までは可能です。最終的には抜かれてしまったとしても、ハイポインターが戻ってくる時間を稼げば作戦上は成功です。

そうやって、ローポインターを活躍させながら、ハイポインターの鳥海選手が車椅子とは思えないほどのスピードで攻守両面に動けた、日本代表はいいチームだったと思います。どうしても、車椅子バスケは片腕は車椅子の操作に充てる必要があるので、片腕でシュートまで行き切る動きが必要です。それだけ、肩やひじには負担のかかるスポーツとも感じます。

どうしても、ジャンプができないので、シュートの決定率は健常者のバスケほどではないですが、それでも時には3ポイントシュートを決めることもあり、ゴール下の選手にボールをうまく収めることができればほぼシュートは決まるほどの、内容のあるスポーツだということは感じていました。その組織力で準決勝でイギリスを破るなど、今回の日本にとっては大躍進のパラリンピックでした。

最後はアメリカの底力の前に、少しずつ差を広げられ、惜しくも敗れた日本は銀メダルでした。カウンターのスピードや、正確なシュートなど、バスケらしい技術は見られた、いい時間だったと振り返ります。
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中国対豪州

2021-09-05 20:46:04 | ワールドサッカー
毎度恒例、最終予選マニアの私としては、DAZNでアジア最終予選の全試合を放送しているのは刺激的でした。忙しい日々ではあるものの、今日中国対豪州の映像を見ることができたのでレポートです。スコアの0-3豪州勝利は知っていましたが、火曜日に当たる前に中国がどういうチームか見ておきたかったので、見られたことは良かったです。

中国はブラジルから帰化したエウケソンを1トップに置く、4-1-4-1の布陣でした。もっとも、エウケソンは広州恒大でエースストライカーで活躍していた当時から比べると運動量が確実に落ちています。中国がボールをエウケソンに収めることができないので、中国は右MFの武磊(7番)に集めて、彼のパスから豪州のDFラインの裏を狙っていました。武磊はスペインリーグのエスパニョール所属で、中国リーグ最多得点を誇る選手です。

それでも、この試合は地力に勝る豪州のペースで進んだ試合でした。豪州は4-2-3-1で、中国がアンカーのアーバインにプレスに行けないこともあって、ボール支配率は豪州61%、中国39%と差がつきました。豪州はアーバインがつないでから、もう一人のボランチのフルスティッチが攻撃のスイッチを入れる役割を担っていました。

また、豪州は中国の弱点もうまく狙えていたと思います。4-1-4-1の布陣は、1ボランチの15番の脇のスペースを埋めにくく、豪州が速攻を仕掛けるとその位置でトップ下のロギッチや左MFのマビールが持てました。そこからの速攻で、右サイドを抜け出したタガートのクロスをマビールが合わせて豪州が先制すると、2点目は右MFボイルの個人技からのミドルシュートでした。

豪州の1トップのタガートは、J1のC大阪でプレーしています。タガートはJ1では8試合に出場して1得点と結果は出していないですが、動きながら触ってボールを収めることができており、中国DFにとってはマークしにくい相手でした。圧倒的な豪州のボール支配だけが目についた試合は、後半の頭にちょっとだけ中国がサイドから攻めようとしたものの、0-3でアウェイの豪州の勝利に終わりました。

この映像を見る限りでは、日本が本来の力を出せば、中国は負ける相手ではないように思えます。エウケソンに対してはもちろん、警戒は怠れないですが、全盛期の彼ではないことは間違いない様子に見えました。さて、火曜日の未明はどんな試合になるか、あとで映像で見届けることになりますが楽しみにしています。
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王者川崎、まさかの黒星(9/5ルヴァン杯川崎対浦和)

2021-09-05 20:02:45 | 浦和レッズ
今日のルヴァン杯準々決勝、川崎対浦和は予想外の展開になりました。終盤、CKで連続ゴールを決めて3-1でリードした川崎の勝利は確実に見えましたが、西の放り込んだクロスのクリアがユンカーに当たって1点を返し、最後はCKから相手GKチョン・ソンリョンに当たったボールを槙野が詰めて、試合は3-3の引き分けに終わり、アウェイゴールの差で浦和の勝ち抜けとなりました。

この試合は、浦和もうまく戦えていたと思います。FWに本来トップ下の江坂を起用し、トップ下に小泉を置く「ゼロトップ」気味の浦和でしたが、岩波の自陣からのロングボールでうまく抜け出した江坂がコントロールして、GKチョン・ソンリョンの横を抜くゴールで、アウェイの浦和が先制します。第1戦は1-1の引き分けだったので、この試合で勝った方が勝ち抜けというわかりやすい条件です。

浦和としては、セカンドボールを拾えていたのが大きく、川崎が得意とする連続攻撃を出させないことができていました。左SBに入った明本もうまくボールを引き出しており、球さばきが安定しているCBショルツからのボールで攻撃ができました。これで、リードして折り返せばこのゲームは有望でしたが、FKの流れから宇賀神のサイドを小林悠に崩されて、折り返しをダミアンに合わされて同点に追いつかれます。

この展開を見て、川崎はCBを新人の田邊からジェジェウに代えて、確実に守備を固めてきます。浦和も汰木に代えてユンカーを入れて、点を取りに行きますが、浦和もサイドまでは出せるもののなかなかクロスが入れられず、試合は膠着状態になりました。そんなとき、相手クロスが宇賀神に当たって得たCKから、中央のDF山村が高さでGK鈴木彩艶に競り勝って、2点目を入れてリードします。

その後は浦和も、SBを宇賀神から西に代え、MFを関根から田中達也に代えて勝負に出ますが、またも相手ボールのCKをジョアン・シミッチに合わされて3-1と決定的に見える差をつけられます。浦和がセットプレーの守備をゾーンにしており、そのゾーンの間を狙われており、高さでは川崎に敵わない浦和としてはもう終わったかに思えました。

それからは奇跡的なことが起こりました。もう攻めるしかない浦和の、ユンカーを狙ったパスがうまく当たりました。87分のユンカーのゴールは相手GKのクリアボールが当たった偶然でしたが、これで川崎がどうするか混乱したようにも見えました。最後は、柴戸を下げて急造FWに入れた槙野が奇跡を起こしました。こんなことが起こるから、サッカーは面白いのでしょうね。
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