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元メジャードラフト1位(スパンジェンバーグ)

2021-09-14 22:56:07 | 他スポーツ
日曜日のオリックス戦で、決勝の3ラン本塁打を放ってライオンズを勝利に導いた、コーリー・スパンジェンバーグ内野手を取り上げます。スパンジェンバーグは元メジャーのドラフト1位で、サンディエゴ・パドレスに入団しています。もっとも、メジャーではなかなかポジションを確保するに至らず、メジャーと3Aを行ったり来たりしていた選手でした。

30歳近くになってマイナーリーグというのは厳しいとみて、日本からのオファーを受けて西武ライオンズに入団して2年目です。彼の売り物として、内外野両方が守れるというものがあります。西武ライオンズでは三塁手と左翼手の両方で起用されており、栗山もしくは中村をDHに回してスパンジェンバーグを守らせる起用ができます。途中でポジションを変えても器用にこなせます。

もっとも、彼はバッティングで極端な「ばくち性」を見せる選手です。チームバッティングなど、当てて走る打撃は決してしようとせず、常に大振りで長打を狙いに行く打者です。そのため、三振が多いという課題があります。これでは、出塁が必要な上位打線では使いにくい選手となり、入団当時は一番打者で起用されたもののすぐに「適性なし」となります。

そのため、彼の打順は下位に置かれることになりますが、最近は外国人選手で「当たり」を狙うのが難しくなってきており、打順は下位でも戦力になってくれればいいと割り切るチームも多く見られます。それでも、2割5分以上を計算できれば起用されるでしょうが、今季は2割2分台と不振が続き、五輪中断期間中にチームの許可こそあったものの帰国していたことで、外されるきっかけとなってしまいます。

オリックスとの3連戦では、ボール球が見えていない打撃不振の愛斗に代わる選手が誰になるかが注目でした。思い切って若手の起用もあるかなと思っていましたが、ここで起用されたのはスパンジェンバーグでした。打撃の状態がいいことが首脳陣の目に留まったようで、これが最後のアピールチャンスとなった彼にとって一旦はものにした格好です。

彼との契約が来年どうなるかはまだわかりませんが、プレーする限りは結果を出したいところで、まだCSの望みもかすかにあるライオンズを上向きにできる可能性も持っています。どこまでやってくれるか、楽しみに見ています。
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