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引きすぎた中国(9/7中国対日本)

2021-09-10 21:10:37 | ワールドサッカー
ようやく、水曜日未明に行われた、W杯最終予選の中国対日本のビデオを見ました。中国の李鉄監督は、日本のことをアジア最強チームと見ており、「偉大なチームへの挑戦」とこの試合前に語っていました。そんな、日本に対するリスペクトは、中国の布陣に表れていました。中国はCBタイプを3人起用し、5-3-2で引いて守る戦い方を選択しました。

もちろん、5バックという戦術が悪い戦術というわけではありません。そこから攻撃を組み立ててW杯ベスト8まで行けた、2014年のコスタリカの例もあります。しかし、この日の中国は攻めに行く姿勢が欠けており、自陣に10人を置いて数だけで守ろうとしており、そこからカウンターを組み立てるなどの動きも見られませんでした。これなら、日本は楽に後ろからパスを出してゲームをコントロールできます。

そうやってゲームを支配できる間に点を取っておきたいのが日本に課せられたノルマになりました。しかし、この日の日本は最後の詰めに課題があり、久保建英のシュートがポストを叩き、ミドルシュートのこぼれ球に詰めた大迫のシュートもポストを叩きました。中国は前半を0-0で折り返せば、狙い通りとなり「気持ちよく守る」でしょう。

それをさせなかったという意味で、前半40分の大迫のゴールは効きました。この場面では、右MFの伊東純也が相手左SB王芯超に対してスピードで抜きに行ったのが効いて、クロスを大迫が足の裏で合わせて貴重な先制点を得ました。サイドまでは簡単にボールを通せた前半の日本にとって、点が取れたことは今後の戦いに大きなアドバンテージになりました。

後半、さすがにこのままでは負けてしまう中国は、60分ほどに3人を一気に交代させ、FWにブラジルから帰化したエウケソンとアランを並べて4-4-2に布陣を変えてきました。この布陣にすることによって、中国も前からプレスに行くようになりましたが、中国は球際を激しく行き過ぎてファウルを取られることが多く、中国にイエローカードが溜まり始めます。

試合は、その1点を守り切った日本が1-0で勝利しました。日本にとってはどうしても勝ち点3が欲しい試合だったので、今後の戦いにつながります。もちろん、中国の前半の極端に引く戦術は他のチームは採用しないでしょうが、次のサウジアラビア、豪州との連戦次第で2位以内が狙えるようになります。この2戦で最低でも勝ち点4を、日本代表には期待したいです。
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