軽井沢の紅葉の名所、雲場池に行ってきました。上流の方向から雲場池に向かったので、綺麗な清流が流れ込んでこのあたりに溜まって池になっている様子がわかりました。ちょっと夕暮れ時だったので写真の出来は今一つですが、思い切って出かけて良かったと思えました。
昨日の浦和のホーム福岡戦は、1-1の引き分けに終わりました。勝利なら無条件、引き分けでもかなりの確率でJ1残留が決まる条件の福岡が、何か策を練ってくるという予想通り、福岡は5-2-3の布陣で自陣に人数をかけて浦和が攻め込むスペースをなくす対策を取ってきました。5バックのチームは5-4-1が一般的ですが、この布陣は相手DFにプレスに行く1トップがきついこともあって、福岡の長谷部監督は3枚のFWに入れ替わりながらプレスに行く手で来ました。
しかも、福岡は守備のときはFWの3枚も自陣に引かせて、とにかく前半戦を0-0でしのぐと策を徹底してきました。この福岡の格下戦術に対し、浦和はサイドを広く使って、両サイドの攻撃的MFの松崎、大久保を使った攻めを目指しました。それでも、浦和は福岡が両アウトサイドを自陣に引かせてスペースをなくしてくると、攻撃は手詰まりになり、ボランチの岩尾にバックパスをして組み立て直しになることが目立ちました。
特に、右SBの酒井宏樹が出場停止で不在だった右サイドの攻撃は機能せず、右MF松崎と右SB宮本からの攻撃はバックパスになることが多かった印象です。酒井宏樹が持っている個人技からの突破が使えなかったことで、パス主体の連携による攻めは福岡の組織的守備に消され、有効な攻めと言えたのは左MFの大久保からのクロスを小泉が頭で合わせたシュートだけでした。(GK村上がセーブ)
FWで先発出場した、松尾の動きは注意して見ました。福岡が3バックで中央を固めていることもあって、真ん中で待つのではなく、サイドに流れながらMFの役割もすると割り切っていました。その分はトップ下の小泉がFWの位置に入り込むことで補おうとする手ですが、浦和というチームがどうしても長身のターゲットマンを持たないチームなので、クロスを上げても合わないことが多かったです。
浦和のボール支配率だけは高かったものの、福岡の10人のブロックの外側で回さざるを得ず、しかも福岡のカウンターでシュートまで完結されたので、福岡としては狙い通りの戦い方で前半を0-0で折り返すことになりました。もちろん、FWを自陣に引かせる福岡の戦い方が、運動量が落ちてくる後半もできるとは思えませんが、浦和としては全然狙い通りの攻撃ができないと苛立ちも感じた前半戦でした。
そんな試合がどのように決着したかは、明日マニアック分析で補足します。