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セットプレーに課題残す(11/17日本対カナダ)

2022-11-18 22:03:29 | ワールドサッカー
昨日の日本代表の親善試合カナダ戦は、1-2と日本の敗戦に終わりました。この試合はあくまで調整試合なので、勝敗はある程度度外視しても良いですが、日本は吉田麻也、伊東純也ら主力選手をあえて出さず、コンディション的に出場が微妙な選手を多く起用してきました。そんな当落線上にいた柴崎が縦に絶妙な浮き球のパスを出して、写真の相馬勇紀が足先でコースを変えて日本は前半8分に先制点を入れました。

対戦相手のカナダは、3-5-2で中央を固めてくる戦い方でした。予選での全得点の半分以上を2トップで取っており、サイドから早めに2トップに当ててくる攻め方でした。日本相手に見せてきたのはその瞬間的なスピードで、日本がファウルで止めざるを得なかった場面も作られました。そういう、自陣でのファウルはこれから強豪と当たる日本としては減らしていかないといけません。

日本が出したかった形は、アメリカ戦で見せたような高い位置のパスカットだったでしょうが、この日はそういう場面は少なく、FWで起用された浅野も周りとあまり連携が合っていない様子でした。それでも、負傷明けだった浅野と板倉が45分出場できたことで、本番ではスタメンで起用することも可能とわかったことが、この日の日本にとっては収穫でした。

日本の課題と感じたのはセットプレーの守備です。何本か与えたFKで、カナダは長身DFを前に張らせて高さで勝負してくるので、日本はどうしてもCKに逃れざるを得ませんでした。そのように、何本もCKを取られたことで、同点ゴールとなった相手5番のゴールはその高さからの競り負けがきっかけでした。CKを可能な限り少なくすることと、相手との高さの競り合いで何とかすることは、大きな課題となりました。

日本としては可能な限り多くのメンバーを実戦で起用したい様子で、ハーフタイムに一気に3人を交代させて本番で誰を起用できるかの判断材料を得たことでしょう。森保監督は「全員がレギュラーと考えている」とターンオーバーを示唆しており、1次リーグの3試合でメンバーを入れ替えながら勝っていく難しいかじ取りになります。それでも、今の日本代表はスタメン組とサブ組の力の差が小さくなっており、誰がいないから勝てないというチームではないと思えます。

最後はロスタイムに山根が相手FWを倒してPKを取られて日本は1-2と敗れました。この時点ではもうチームの方向性は決まっており、この試合は本気で勝ちに行かなかった印象はあります。初戦のドイツ戦でどういう策を練ってくるか、楽しみではありますが、勝つのは難しい相手ということは意識して見ないといけないでしょうね。
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