Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ユベントス対インテル

2022-11-13 22:36:02 | ワールドサッカー
イタリア・セリエAの好カード、ユベントス対インテルのビデオを見ました。ユベントスは4-1-4-1の布陣で、アンカーのロカテッリがさばいて、右SBのクアドラードが高い位置に進出してそこからの展開を狙ってきました。もっとも、インテルもそれは理解しており、クアドラードと対面になる3-5-2の左アウトサイドのディ・マルコが早めにクロスを入れてきました。

ユベントスは、ポストプレーヤータイプのエースFW、セルビア代表のブラホビッチが不在でした。そのため、代役の1トップのミリクはスピードで崩すタイプなので、ユベントスはなかなかFWにボールを入れられず、インテルがボールを支配する展開になります。インテルはポストプレーヤーのボスニア・ヘルツェゴビナ代表のジェコに入れることはできており、もう一人のFWラウタロ・マルティネスを使ってチャンスを作りました。

また、インテルのボランチには、ミランでトップ下だったトルコ代表MFのチャルハノールがいました。ポジションが後ろになったことで得点には絡みにくくなりますが、動いて活性化できるタイプのバレッラがフォローしてくれるので、インテルの中盤はよく機能していました。これでは手詰まりとみたユベントスは、ミリクのサイドまでMFのラビオが上がってくることでチャンスもつかみました。

これがこのゲームの流れを変えました。インテルのチャンスからのカウンターで、左サイドから入ったクロスに合わせたのは、そのラビオでした。これで1-0とユベントスが先制し、押され気味だったユベントスがワンチャンスを生かしたことで、インテルベンチは思い切って動かざるを得なくなります。チャルハノールやムヒタリアンを下げて中盤を再構成せざるを得ませんでした。

それでも、ラウタロ・マルティネスが決定的なシュートも放っているのですが、ユベントスGKシュチェスニーが好セーブで止めました。イタリア・ダービーとも呼ばれる好カードのこの試合ですが、最後は途中出場のキエーザがパスに走り込んで、その折り返しをファジョーリが合わせて、2-0として決着することになりました。

これから、カタールW杯が始まるので、クラブチームのサッカーはしばらくお休みです。こうやって展開されるW杯代表選手の「普段の職場」はそれなりの面白さがあって、そのクラブ独特の背景も含めていろいろと楽しめたらと思います。さて、これからのW杯はマニアック分析が並びますね。
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阿部勇樹引退試合(11/12)

2022-11-13 14:18:47 | 浦和レッズ

昨日の阿部勇樹引退試合、行ってきました。阿部勇樹が浦和に在籍してACLを優勝した当時の選手主体の「URAWA ASIAN KINGS」と、ジェフ千葉と日本代表で共にプレーした選手の「JEF JAPAN FRIENDS」が対戦した試合でした。阿部勇樹は前半はJEFでプレーし、後半はURAWAでプレーしました。JEFは玉田圭司、播戸竜二、坂田大輔の3トップで、左クロスが跳ね返ったところを阿部勇樹が押し込んでJEFに先制点が入ります。

URAWAはGK榎本哲也、DF坪井慶介、闘莉王、那須大亮、右アウトサイド岡野雅行、左アウトサイドに西澤代志也、3ボランチに酒井友之、内舘秀樹、細貝萌で、2トップに永井雄一郎と小池純輝というスタメンでした。岡野は去年の平川引退試合で、2回スルーパスを追いかけたらすぐに動けなくなっていたので期待していなかったですが、さすがに練習して準備してきたようで、45分出場して何度もパスを追いかけていました。

また、JEFでプレーしていた中村俊輔にも注目していました。今年まで現役だったこともあって、動けない選手のフォロー役もやっていましたが、長い距離のパスを正確に出して、玉田や坂田あたりは「走ればボールが出てくる」感覚だったことでしょう。FKのキッカーはさすがに主役の阿部勇樹に譲っていましたが、こういう上手い選手は引退しても上手いので、また彼自身の引退試合でもその技術は見られるでしょう。

浦和のトップ下を置かない3ボランチは、岡野と闘莉王については動くことは期待していないという意味もあったと思われます。それでも、闘莉王は昔のように点を取りたいという意欲は持っていて、永井雄一郎のスルーパスに反応して相手GKをかわしてURAWAの追撃の1点を決めます。さすが闘莉王と感じたのは2点目で、誰もが驚いた遠目からのミドルシュートでした。

闘莉王が試合を盛り上げようとした意図は、URAWAボールのFKに表れていました。この場面で阿部勇樹にFKを蹴らせたいと、自らのユニフォームを阿部勇樹に譲って、臨時の「背番号4」の阿部勇樹がFKを蹴りました。もちろん、こんなことは引退試合独特の粋な計らいですが、阿部勇樹がFKをクロスバーに当てて惜しくもゴールはなりませんでした。

特に動きが良かったのは永井雄一郎でした。神奈川県1部リーグのチームで選手兼監督ということもあって動けるので、往年を思い出すようなドリブルを何度も見せていました。JEFのDFがOBのDFということもあってその切れはさすがで、ゴール裏も「アレ永井アレ」と昔のチャントを歌うほどでした。たまには、こういう楽しむだけの試合もいいなと思いながら後半を迎えますが、それは明日以降に更新します。

永井雄一郎


中村俊輔


関根貴大


槙野智章


興梠慎三


槙野智章、鈴木啓太


鈴木啓太


坪井慶介


酒井友之、細貝萌


岡野雅行


武藤雄樹


坪井慶介


那須大亮


永井雄一郎


細貝萌


稲本潤一、播戸竜二


森崎浩司


平川忠亮


興梠慎三


平川忠亮


鈴木啓太


那須大亮


田中達也


岡野雅行
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