Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

アゼルバイジャン戦プレビュー

2012-05-22 20:16:52 | ワールドサッカー
明日、日本代表は静岡でアゼルバイジャンと対戦します。もともとはない予定の試合でしたが、5月上旬にリーグ戦が終わることもある欧州組に実戦の機会を与えたいというザッケローニの希望で組まれた試合です。

メンバーにはJリーグ組も入っていますが、ザッケローニの意図通りなら海外組中心のスタメンになるでしょう。注目は何と言っても本田圭佑です。負傷が相次いだ本田圭佑の代役探しにはザッケローニも苦労したようで、3次予選の代表の戦いぶりは決していいとは言えませんでした。

ただ、リーグ終盤戦こそロシアリーグで試合に出ていましたが、長いブランクがあったので完全なトップコンディションではない可能性が高いです。最終予選で本当に使えるか、本田圭佑のためにこの試合があると言ってもいい試合です。

アゼルバイジャンは旧ソ連の崩壊で独立した国ですが、かつてはフランス相手に0-10で敗れるなど、サッカーにお金をかけられる国ではありませんでした。しかし、今回アゼルバイジャン代表を率いる監督は1998年フランスW杯でドイツ代表を率いてベスト8だったベルティ・フォクツ監督です。

今は強くないかもしれませんが、将来的な強化を意図した人事なのは間違いありません。また、アゼルバイジャンという国も天然資源で少しずつ豊かになっているようで、U-17女子W杯を開催したり、2020年の夏の五輪にアゼルバイジャンの首都バクーが立候補したり、少しずつスポーツにお金をかけられるようになっているようです。

まだ、アゼルバイジャン代表から欧州トップクラスのチームでプレーする選手はいないことや、欧州選手権やW杯予選でもプレーオフにも残ったことがないことを考えると、W杯本大会でコンスタントにベスト16以上を狙う日本代表にとっては負けてはいけない相手です。

アゼルバイジャン代表は私は初めて見るチームなので、どういうチームかという情報は全く持っていません。ただ、フォクツ監督が率いる以上ある程度規律あるチームになっているはずです。何か戦術的に面白い形を見せて欲しいです。
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バランスを取る選手(永田充)

2012-05-21 17:23:22 | 浦和レッズ
昨年、新潟から永田充選手を獲得するというニュースが入ったとき、「敵としての印象がない」というイメージでした。同じ新潟にいたDFでも、セットプレーに抜群の強さを誇っていた千代反田は敵でも印象はありましたが、対戦しているはずなのに永田は記憶に残らない選手でした。

味方になって初めて永田を観察してみると、印象に残らないのはそのプレースタイルにあることがわかりました。一見、185cmの長身選手ですから、パワー系と勘違いしがちですが、永田は基本的には無理をせず、バランスを保って最終ラインのスペースを埋める選手です。

また、セットプレーでは一応敵陣に上げますが、永田は決して年間5点近くヘディングでゴールを決めるような強さは持っておらず、新潟時代の得点は年間1点か2点だったDFです。永田に得点をあまり期待してはいけなかったのです。確かに、ペトロもスピラノビッチの急造FWは試したことはあっても、永田の急造FWは一度も試したことはありません。

それでも、攻守の切り替えでバランスが崩れる恐れもある今のミシャサッカーで、永田の果たす役割は重要です。足はそんなに速くないので、もし凡ミスのカウンターだと坪井に賭けることになりますが、最終ラインを3バックから急造4バックに組み直すときに永田が最後方でバランスを取っているので阿部勇樹も鈴木啓太も安心してポジションを定めることができます。

永田は浦和レッズマガジンに書いてあった記事によれば、後方からのフィードの能力が高くチャンスを演出できるとあります。実際はそれほど驚異的なパスを出した印象はありませんが、確かにサイドへ出したりとか確実につないで欲しい場面では確実につなぐことは十分できます。

坪井の攻撃参加のように、一見スピードがあって派手でも実際は大抵バックパスということは永田の場合は心配しなくても良く、真ん中をちょっとぎこちないドリブルで上がっていきますが、ちゃんとパスを出してはくれます。浦和の守備の中心として、阿部勇樹や鈴木啓太に掛かる負担を軽減できるのは永田だと思います。たまにでいいので、ドリブルから一本2シャドーに入れるパスを出してくれれば嬉しいです。
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旭天鵬のプロフィール

2012-05-21 10:45:02 | 他スポーツ
昨日、優勝が決まる前に誰が優勝してもフレッシュな顔ぶれだから、ブログのネタにしようと想定原稿を考えていました。ただ、栃煌山だけはブログにするほどネタを持っていないので、栃煌山が優勝したら相撲ネタは載せない予定でした。

実際の優勝力士は大ベテランの旭天鵬でした。彼なら土俵歴も長いので、ネタはあります。旭天鵬といえばモンゴルから来日した最初の6人の中の一人で、同期入門には技のデパートモンゴル支店と呼ばれた業師の旭鷲山がいました。

旭鷲山はモンゴル相撲の経験があったので、日本人力士が出さない技を出すことで注目されました。しかし、同じモンゴル出身ながら旭天鵬は長身の体を生かした普通の四つ相撲で、取り口という意味では目立つ存在ではありませんでした。

理由は旭天鵬がモンゴル相撲の経験者ではなく、モンゴルではバスケットボールをやっていて、相撲のノウハウは日本に来て初めて覚えた力士だからです。ただ、旭天鵬の固太りで長身の体型を生かすにはモンゴル相撲を知らなくてかえって良かったと思います。

モンゴル相撲は組み合った状態から始めて、相手を倒さないと勝ちになりませんから、旭天鵬にモンゴル相撲の経験があったら相手を倒すことにこだわってしまったかもしれません。日本で相撲を覚えたことが旭天鵬の長い力士生活を支えていると思います。

ただ、変化がなく正攻法の旭天鵬は上位力士にとってはカモの存在でした。三役に上がってもなかなか勝ち越せませんでしたが、型を持っている力士なので、過去に多賀竜(現鏡山親方)が平幕優勝したような活躍をする可能性はありました。

もちろん本命白鵬のまさかの不振、優勝ラインが3敗まで下がったなどいくつかの幸運はありました。それでも、白鵬らモンゴルの後輩に道を開いた存在として尊敬されていると聞きます。優勝パレードで白鵬が自ら旗手を希望したように、今回の旭天鵬の優勝は多くのモンゴル力士を勇気付けたと思います。
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昭和以降最年長優勝(旭天鵬)

2012-05-20 17:56:27 | 他スポーツ
今日の大相撲は、取組前から波乱の展開でした。まず、相撲ファンががっかりしたのは琴欧州の休場です。じん帯損傷では相撲は取れる状態ではなかったかもしれませんが、大関として戦う前から3敗の栃煌山の決定戦進出を決めてしまうのは申し訳ないという気持ちはなかったのかと思います。

この結果、4敗力士の優勝は消え、3敗で並んでいた旭天鵬と稀勢の里は千秋楽の相撲を勝てば栃煌山の待つ決定戦進出という状況になりました。こうなったら巴戦(大相撲独自のルールで3人の決定戦)を見たいと思っていましたが、旭天鵬は豪栄道を土俵際の投げで辛くも破ったものの、稀勢の里が把瑠都の驚異的な粘りに遭ってまさかの黒星を喫し、優勝争いは旭天鵬対栃煌山という平幕同士の一戦になりました。

大相撲史上、決定戦で平幕力士が優勝した前例はなく、当然平幕同士の決定戦も初めてです。横綱、大関にとっては恥ずべき前例を残してしまったことになりますが、不戦勝で相撲を取っていない栃煌山と、本割で一番相撲を取っている旭天鵬はどちらが有利かは微妙な問題です。

栃煌山は琴欧州の休場を知った時点で、既に決定戦一本に合わせて最後に出る、それこそ横綱戦を戦うような気分で調整したに違いありません。これに対し、勝たないと決定戦はない旭天鵬の方は、本割に照準を合わせ勢いで決定戦もという気持ちだったはずです。意外と本割で勝って追いついて決定戦に持ち込んだ力士が、決定戦では勝率5割以下という事実もあります。

そのため、栃煌山有利という印象を持って決定戦の相撲を見ましたが、決定戦は熱戦にはなりにくく、意外と立ち合いの変化で決まることもあります。最近の記憶では千代大海対栃東の決定戦が、変化で栃東の優勝に終わったことがあります。熱戦は見たいがあっさり終わるかもしれないと思っていた土俵は、本当にあっさり終わってしまいました。

押し込んだ栃煌山が旭天鵬の引き足の速さに対応できず、土俵上にあっさり引き落とされて旭天鵬の平幕優勝が決まりました。旭天鵬は37歳8ヶ月で、これまで羽黒山が持っていた昭和以降の最年長優勝記録(37歳)は、意外な力士によって更新されました。魁皇が現役だった頃、魁皇こそこの記録を狙うべきと思っていたので、魁皇にできなかった以上更新は無理と思っていた記録でした。

旭天鵬は解説陣の親方衆にも稽古振りを評価されており、肉体的な衰えも感じないという意見がほとんどです。北の富士氏にはあと5年取れると言われており、まだまだ頑張って欲しいです。優勝想定原稿だった旭天鵬のプロフィールは、明日書きます。
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歩くのが遅い

2012-05-20 14:42:16 | 雑記
私の持っているコンプレックスに、「歩くのが遅い」というのがあります。かつてはマラソンで3時間台を出すなど走る方は結構鍛えた自信はあったのに、大病以降ダイエットのために散歩をすると、老人や女性にごぼう抜きされるほど歩くのが遅くなってしまいました。

さすがに何か原因があるはずと追求すると、当時の私は極端なO脚で、靴が1年もたないうちにすり減ってしまうほど足を引きずって歩いていたのですから当然でした。少しでもO脚を治そうと、寝る前に両膝をくっつけたり少しでも足をまっすぐにしようと取り組んでみたら、多少はましになり当時自己ワースト記録の83kgだった体重は77kgまで減りました。

それでも、中の下まで来た程度で、今でも埼スタに向かう道のりではレッズサポに次々抜かれます。今は年齢的にも、これから歩くスピードを速くするのは無理だろうと思っているので、何か歩くのが遅いメリットはないかと考えました。

昨日、普段は車なので駐車場から歩いているのですが、珍しく浦和美園から歩いてみました。体調はあまり良くなかったので100円バスに揺られることも考えたのですが、少しは体も鍛えないといけないと思い、自分の携帯の万歩計で1.6kmを表示した距離を歩きました。

ただでさえ遅い上、ベストコンディションではないのですから無残な限り抜かれます。しかし、皆に抜かれるということは、レプリカを着ているサポの背番号を大勢の人でチェックすることができるということになります。まだ今年バージョンのレプリカを着ている人はそれほど多くありませんでしたが、一番人気は阿部勇樹選手でした。

なるほど、サポーターの人気を得るのは阿部勇樹かと納得する思いでした。普通は攻撃の選手から選ぶのではと思いますが、原口もポポも得点を量産するタイプではありません。柏木のレプリカは確かにいましたが、ミシャサッカーを最も良く理解し、危険を察知して潰してくれる阿部勇樹こそチームの中心とサポが認めている証明だと思いました。

こんなことくらいしか、歩くのが遅いメリットはないかもしれませんが、昨日に限っては歩くのが遅いことが嫌になるようなことはありませんでした。花でもあればもっとそう思うかもしれません。
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空いたアウトサイド(5/19浦和対清水)

2012-05-20 09:54:55 | 浦和レッズ
清水というチームは3トップのチームで、CBの前のバイタルエリアを村松が消し、サイドの広いスペースをアレックスと河井の2枚でカバーする、中盤がかなりきつい布陣です。それでも、高木俊幸と大前の両サイドFWが好調なら、彼らだけで長距離パスを交換して点を取れるチームで、それが効いて現在の2位という位置にいるのでしょう。

タイプ的には高木俊幸の方が前で待つタイプで、大前の方がボールを引き出しに下がってくるタイプです。逆だと思っていたので驚きましたが、浦和はうまく引き気味に戦って彼らの突破を許さないサッカーができたと思います。浦和サッカーの長所はアウトサイドの突破ですが、清水は特別な対策を立てるより、それ以上点を取るというサッカーできました。

結果的には、清水が両アウトサイドに対策を立ててこなかったことが、浦和にやりたいサッカーをやらせることになりました。左アウトサイドの梅崎がボールを持ち、DF槙野の上がりをサポートするのは浦和の勝ちパターンの一つで、この左サイドはうまく機能していたと思います。

また、もう一つの勝ちパターンのカウンターから2シャドーに入れるサッカーもある程度はできていたと思います。結果的にはCKから阿部勇樹が自らの体に当たったボールがこぼれてきたラッキーなゴールで1-0で勝ったとはいえ、ミシャサッカーの普段のパターンをある程度はやれたことは良かったと思います。

課題は数的優位をうまく使えないことです。清水のアレックスが2枚目のイエローで退場したとき、これなら阿部勇樹を中心に後ろで回して取りにこなければいつまでも回していればいいという発想が出ましたが、攻めたのは数的不利のはずの清水でした。高原を1トップに残して大前と高木を中盤に下げた布陣で対応した清水が支配するボールをなかなか取れず、李記帝のミドルがクロスバーの上を襲うなどピンチもありました。

もう少しうまいサッカーで勝って欲しいという注文はありますが、それでもリーグ2位の清水に勝ったこの勝利は大きく、もうしばらく上の方で戦えそうだという感触を得た試合でもありました。We are Diamondsを勝った試合後に歌うのも恒例行事になりそうで、負けて帰ると車の中で沈黙してしまうので、帰りを明るく楽しめそうなのは嬉しいことです。
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大相撲夏場所終盤戦

2012-05-19 10:21:13 | 他スポーツ
今日は埼玉スタジアムに行くので、即日更新はできない可能性もあり、穴埋めネタを用意して出かけます。

この場所は予想もしていなかった展開になりました。史上初の6大関ということが話題になっていましたが、彼らは潰し合って8勝や9勝で止まり、白鵬が何の障害もなく逃げ切るのではと思っていました。

しかし、優勝回数こそ稼いでいるものの、最近の白鵬はあまり良くありません。稀勢の里に相手十分で相撲を取られたり、鶴竜に敗れ大関への道を開いてしまうなど、これほど大関が多くなったのはここ数場所の白鵬の不振(といっても優勝しているのですが)が効いていると思っています。

そんな今場所はもっと予想外の展開で、平幕相手にはほとんど負けたことのない白鵬が9日目で4敗というのは白鵬の休場すら予想しました。指の剥離骨折が表に出た以上、とても相撲が取れる状態ではないはずです。しかし、負け方は決して悪くありませんでした。

剥離骨折の影響で早く決着をつけたいという思いもあったかもしれませんが、白鵬の負け方は立ち合いでは先手を取り土俵際まで追い込むものの、勢い余って逆転を食らう、いわゆる元気負けとも言われる負け方でした。当時は剥離骨折は知らなかったので、精神的に落ち着くことができれば逆襲もあるかもしれないと思っていました。

それでも、5勝4敗で残り6人は全員大関という条件は、普通の力士なら負け越しを覚悟しそうな割です。しかし、白鵬は大関戦を迎えて逆に調子を上げてきました。剥離骨折ですからまわしを取ると激しく痛むでしょうが、まわしにこだわらず差し手を返して、平幕相手のバタバタした相撲とは全然違う落ち着きを見せるようになってきました。

とりあえず、白鵬は今日の取り組み前の段階で9勝4敗ですから、休場の危機は過ぎ去ったと思いますが、上にいた稀勢の里の予想外の失速で大混戦になってきました。11勝4敗で優勝という可能性すら出てきたレベルこそ低いものの見る方は面白い混戦で、決定戦にでもなれば白鵬にも十分チャンスがあり、この場所で優勝すれば「さすが白鵬」という思いはさらに強くなるでしょう。
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宮本慎也2000本安打

2012-05-18 18:41:27 | 他スポーツ
今日はサッカーネタが出なかったので久々の野球ネタで、ヤクルトスワローズの宮本慎也選手の2000本安打を取り上げます。宮本は大学卒業後社会人野球に入っている選手では古田以来の2000本安打で、選手として成長過程で野村克也監督のID野球を吸収したことが今につながっていると思います。

大学卒業後社会人野球に入っているということは、高卒選手に比べて最低6年プロ入りが遅れているので、2000本安打のような積み重ねの記録達成には不利で、あれだけ毎年日本シリーズに出続け、レギュラーシーズンでもコンスタントに3割を打った石毛(西武)でさえ、プロ年数が短く2000本安打は達成できませんでした。

宮本の場合は41歳まで現役を続け、上位打線を打ち続けたのが大きな記録達成の理由です。一般に腕力より脚力の方が先に衰えると言われるので、2000本安打の達成者は1,2番タイプより3,4番タイプの方が多いので、宮本のコメントで「脇役でもこれだけできる」というものが出てきたのでしょう。

宮本と聞いて思い出すのは入団直前の映画「ヒーローインタビュー」です。実在の球団や実在の球場を使った本格的な映画で、当時空き番だったヤクルトの背番号6を真田広行が背負って、主人公の記者役の鈴木保奈美のヒーローインタビューを受ける映画でした。

その背番号6を新人で背負うことになった宮本は、映画のヒーローインタビューは意識していて、真田広行以上の活躍をと入団時の記者会見で話していました。今、その夢はかなったと思います。WBCで2度キャプテンを務めたリーダーシップを含めて、日本球界に名を刻むほどの選手になりました。

宮本の年齢を考えたら2000本安打は最後の一花かもしれません。しかし、最近の選手は自己管理もうまくなり、選手寿命は伸びています。宮本も上位打線を打てるうちは頑張って欲しいと思います。
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清水戦プレビュー

2012-05-17 18:54:38 | 浦和レッズ
今週末、浦和はホーム埼玉スタジアムで清水と対戦します。清水といえば一昨年長谷川前監督時代の主力が大幅に抜けて不安視されましたが、後任のゴトビ監督が粘り強く若手を育て上げ、今や上位争いをするチームになりました。

その強さの原動力は3トップの両サイドに入る大前と高木俊幸のFW陣です。特に大前は点を取るコツを覚えたようで、オフサイドラインとうまく駆け引きしてフリーでヘディングができるようになりました。浦和にとっては留守にしがちの槙野のサイドだけに、永田や阿部勇樹あたりがフリーにしない対応が必要です。

高木俊幸はシュートもできますが、評価しているのはクロスの精度です。磐田戦で山田大記に何本も正確なクロスを入れられた反省はこの試合でこそ生かさなければなりません。ナビスコ杯で2点を取った宇賀神のスタメンの可能性はありますが、この試合に限っては好調の高木俊幸を抑えることを優先したいです。

ただ、清水は主力DFの岩下が累積警告で出場停止です。岩下はラインコントロール役の中心選手なので、ヨンアピンと組むのは平岡が有力ですが、多少は力が落ちるかもしれません。個人的にはボランチに入る河井陽介に注目しています。藤枝東高校時代から発揮していたテクニックの高さは健在です。

浦和はナビスコ杯で川崎Fを3-0で下し、この勝利に貢献した選手は途中出場かもしれませんが実戦のチャンスが与えられるでしょう。ポポがこの試合に出ていないので、前線の駒不足は解消していませんが、原口がミシャサッカーを吸収し始めているのは明るい要素で、FWとして一本立ちできれば代表での出場も夢ではありません。

柏木は昨日のナビスコ杯も志願出場したようです。確かに残り2試合に決勝トーナメントがかかるか消化試合にしてしまうかは大きな差で、決勝トーナメントの望みがあればリーグが休みのアウェイ鳥栖戦に代表以外のベストメンバーを投入することも可能になります。

この志願出場でリーグ戦で出来が悪ければ意味がありませんが、柏木ほどの選手ならそれはわかっているはずです。3トップの清水は中盤が3枚できついので、柏木へのマークはそれほどではないはずです。2シャドーに入れる浦和のサッカーで柏木は重要な選手なので、活躍を期待しています。
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忘れ得ぬ強力FW(ワシントン)

2012-05-16 18:42:33 | 浦和レッズ
先週のGGRで、過去の試合を振り返るコーナーがありました。2007年の埼玉スタジアムの新潟戦を放送していましたが、この試合のことは覚えていました。朝から降った雨で水はけの良い埼玉スタジアムでも水溜まりができて、両チームとも戦いにくい試合でした。

結果は終了間際のポンテのミドルシュートの1点を守り切った浦和の勝利に終わったのですが、ACLの韓国遠征から帰ったばかりの浦和は激しく消耗していて、新潟にもサイドハーフに早めに回すやりたいサッカーを十分にやられてしまいました。

見ている側に疲れているのがわかるのは相当の疲労感で、過去にACLを制した浦和もG大阪もチームを大きく消耗させたという理由で、今年ACLに挑戦しているFC東京が思い切ってターンオーバーをやっているのを見ると、違うやり方を使わなければACLは取れないという新しい風を感じます。

しかし、久しぶりに見た当時の浦和FWワシントンの映像は驚異的でした。その後に見たエジミウソンやデスポトビッチとは比べものにならないほどです。ケネディが縦に大きいポストプレーヤーなら、ワシントンは横に大きく、相手DFが陰になって見えないほどでした。

しかし、この体型で強烈なシュートスピードを持っている、さすがブラジル代表歴を持っているほどの選手でした。オジェックが監督になってからはドリブルを封印され、ひたすら真ん中で待つFWにされてしまいましたが、ギド時代はドリブルで相手をちぎって行く、浦和サポの思い出に残るプレーを見せていました。

ただ、2006年の優勝と2007年のACL制覇は嬉しかったですが、ワシントンとポンテに取らせてもらった優勝とも言えます。点こそ取ったもののほとんどがワンタッチプレーだったエジミウソンは、体の大きさで多少クロスの精度が悪くても体のどこかに当ててくれたワシントンの粘りは真似できず、ワシントンというストライカーの偉大さは今でも輝いています。

ワシントンは心臓の手術を経験したことでドクターストップがかかり引退したようですが、こういうストライカーがもう一度欲しいという夢は今でも持っています。
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