Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

元大関貴ノ浪、逝く。

2015-06-21 21:11:21 | 他スポーツ
今朝、新聞に載っていた文字は、レッズ優勝を一瞬忘れるほど衝撃的でした。私の同世代のヒーロー、元大関貴ノ浪の音羽山親方が急性心不全で43歳という早すぎる死を迎えました。若手だった時代から知っている力士なので、あまりの早すぎる死にはショックを受けています。そのため、追悼記事を書きます。

貴ノ浪の四股名は、本名の「浪岡」から一文字取ったものです。貴ノ浪(当時浪岡)の十両昇進が、番付運が良かったラッキーな昇進だったので、当初昇進を予定していなかった藤島部屋が、急遽つけた四股名が貴ノ浪でした。幕内や三役に昇進すれば変える可能性もあると思っていましたが、出世の早さゆえ、その急造四股名を大関の四股名にしてしまいました。

貴ノ浪といえば、長い手足を生かした懐の深い相撲が今でも思い出せます。たとえ、相手にいい位置の下手を引かれても、貴ノ浪の腕の長さでは肩越しにも上手に手が届くので、その上手から技を繰り出すことができました。そのため、貴ノ浪は当時の小兵、舞の海には比較的相性の良さを誇っていました。

優勝は2回で、いずれも貴乃花との決定戦を制したものです。その決定戦で出した「かわず掛け」が、長身の貴ノ浪でなければできない、足を絡めて倒す技でした。かわず掛けとはりま投げは貴ノ浪でなければできないと、当時の相撲界の大型化時代で異彩を放つ存在でした。もちろん、二子山部屋所属で同部屋の若貴兄弟、安芸乃島、貴闘力などと当たらない幸運はありましたが、新弟子時代に勧誘した藤島親方(元大関貴ノ花)が、他の力士に使う「努力すれば強くなるよ。」の「努力すれば」を思わず抜いてしまったほどの逸材は開花したと思います。

貴ノ浪が誇っている記録は、武蔵丸との最多対戦記録です。正確な数字は忘れましたが60回は対戦していたと思います。同い年の武蔵丸は若手時代からのライバルで、幕内昇進も同時、大関昇進も同時期でした。そのため、毎場所武蔵丸と当たるのはデフォルトだったことが、この記録につながりました。本人はこの記録を「勲章」と呼び、大関陥落後も武蔵丸と対戦できる位置をキープすることを目標に土俵を務めていました。

写真は夏場所の勝負審判を務めていた彼の姿です。まだ、親方としてはこれからというときの訃報は残念でなりません。武蔵丸が一番ショックを受けているのではと思います。
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粘れる浦和(6/20神戸対浦和)

2015-06-21 13:43:22 | 浦和レッズ
昨日の神戸戦、神戸は3-4-2-1という浦和と同じ布陣で入りました。これはミシャ監督も予想の範囲内で、「ミラーゲームになる」という試合前のコメントでした。この布陣なら、おそらく神戸は引いて守る予想でしたが、実際は出てきました。

神戸のペドロ・ジュニオール、小川の2シャドーの飛び出しに前半の浦和は苦しんでいました。FKを素早くリスタートした、ペドロ・ジュニオールが抜け出したGK西川との1対1を決められていればわからない試合だったと思います。

ただ、神戸が出てきたということは、浦和にもチャンスが多いという意味です。相手ボランチ、チョン・ウヨンのトラップミスを拾った柏木のドリブルから、パスがいくつもつながる浦和らしい攻めは最初から見られました。

その状況なら、先制点が攻撃力で上回る浦和に入るのは必然でした。槙野の自陣からの長いドリブルがきっかけでした。左サイドに開いていた武藤にパスが出ると、ニアの興梠がスルーしてファーの梅崎が決めて浦和が先制します。

しかし、この日はなかなか追加点が入らない展開でした。1トップの興梠と、相手リベロの増川の身長差を考えると、高いボールはすべてクリアされてしまいます。ベンチのズラタンを入れてからが勝負と思っていましたが、ズラタンの投入後に宇賀神が2枚目のイエローカードで退場して、試合の流れが変わります。

ここからの展開は、神戸が浦和の中盤が一枚減ったスペースを生かしてサイドに拠点を作ります。浦和はできれば1点差を守り、場合によっては引き分けでも優勝が決まる条件を利用することも考えた試合運びに切り替えました。

その、引き分けやむなしを、実際に成功させたところは、今季の浦和の優勝の要因の一つです。確かに数的不利の15分間は苦しい展開でしたが、攻撃的MFの武藤まで守備に参加するなど、なにがなんでも守り抜くという意思が見られたのは、浦和が昨年優勝を逃した終盤の戦いから学んだことだと思います。

これから、昨日の優勝特番を見て、選手のコメントを聞けばまた違った印象を持つかもしれません。その記事は明日以降でお願いします。
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新野人(関根貴大)

2015-06-20 13:36:15 | 浦和レッズ
5月のJ1月間MVPは、浦和MF関根貴大選手に決まりました。今季の関根は、平川から完全に右アウトサイドのポジションを奪い、4得点を挙げてすっかり中心選手の貫禄です。関根は浦和ユース育ちの2年目です。デビュー戦が、無観客試合だった去年の清水戦だったことは幸運で、本人いわく「練習試合のつもりでプレーできた」とのことです。

プレースタイルはスピード型です。関根を初めて見る方がいらっしゃれば、見ていただきたいのは1対1の仕掛けです。スピード型ですが、岡野雅行のように長い距離が速いタイプではなく、瞬間的な切れで勝負するタイプです。こういうスピード型は、フィジカルが出来上がっていなくても試合に出られるので、昨年の時点では怪我が怖いという印象を持っていました。

しかし、関根はちゃんとオフに体を作ってきました。多少の当たりでは揺るがなくなった関根は、ACLで対戦した屈強な北京DFにも通用していました。うまく行けば将来は長友佑都のような選手になれると、楽しみにしています。

まず、関根が目指すのはリオ五輪を狙うU-22代表でしょう。手倉森監督がどういう戦術を使ってくるかによりますが、4バックなら右の攻撃的MFの候補になるでしょう。関根は得点力も高いので、うまく相手を出し抜いてゴールを決める期待もあります。

関根のようなテクニシャンには、アジア各地を転戦する、五輪予選の強行日程は体にこたえるかもしれません。しかし、将来海外移籍やA代表を狙うなら乗り越えて欲しい壁です。浦和ユース育ちのA代表は、原口元気、山田直輝がいますが、関根は代表でポジションを取れる可能性も持っている選手です。

課題は守備です。相手のスピードにはある程度対応していますが、テクニックには苦しむ試合もあります。代表の左SB太田と対戦したときは、攻め合いと割り切って太田にクロスを上げられるのはやむを得ないというベンチの意図だったようです。

それができるようになれば、すごい選手になれるだろうと思います。こんな才能の成長過程を見ている、浦和サポは歴史に立ち会っているかもしれません。



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ゲームメーカー大儀見(6/17なでしこ対エクアドル)

2015-06-19 23:02:48 | レディース
今日、ようやくなでしこジャパンのエクアドル戦をビデオで確認しました。結果の1-0は、エクアドルが決して強いチームではなかったので不満も残りますが、今は1次リーグを狙い通り3連勝して通過したことを評価しています。

点は大儀見の1点だけでしたが、なでしこの戦術的なバランスは把握できました。一見、パスといえば宮間や澤に注目が集まりがちですが、実はトップ下の位置で一番受けているのは大儀見です。初戦の後、安藤の代役の菅澤に対し、大儀見が「彼女はボールがないときに味方を見られていない。そのため、スペースを消してしまうことがある。」と不満を言っていました。

それがどこまでカバーされているかが、このゲームのポイントでした。菅澤も、その課題には取り組んだようで、大儀見からのパスを受けることだけでなく、場合によっては大儀見がドリブルで上がることも可能にする位置取りを考えていました。ポストプレーヤーの菅澤ですが、世界のポストプレーヤーはサイドに流れるプレーも苦にしないタイプが多く、真ん中に張っているだけでない存在感を見せて欲しいと期待しています。

また、新戦力もテストできました。発見はCBの北原佳奈選手です。新潟所属で、病院の受付嬢をやっていることが取り上げられましたが、フィードが安定しているのが武器です。筋力が男子より劣る女子サッカーの場合、人工芝のグランドのボールの転がりの悪さはだいぶなでしこジャパンの敵?になっており、日本の天然芝なら通るという感覚で出したパスがミスになっている場面もあります。

北原のパスは、正確に味方の動きを捕らえており、可能性を感じるロングフィードなども見せて、将来性を感じさせてくれました。前半で交代したのが残念に思えるほどでした。余談ですが、かわいい外見は私好みです。

課題は右のMFです。この日、大野の出来が良くありませんでした。オフサイドにはかかり、トラップミスでチャンスをつぶし、右サイドからチャンスになったときは有吉がオーバーラップしたときだけでした。ここからの崩しが機能しないと、W杯の優勝は厳しいと思われるので、この日途中出場した永里亜紗乃、出番のなかった川澄などに期待したいところです。
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神戸戦プレビュー

2015-06-18 19:22:31 | 浦和レッズ
まだ、日本代表の引き分けの余韻が残りますが、今週末の土曜日に浦和がステージ優勝を賭けて、アウェイのノエビアスタジアムで神戸と対戦します。このノエビアスタジアムは浦和にとっては鬼門で、2008年以来勝利がなく、昨年も負けています。

神戸は勝ち点17で12位、チーム得点王は若手の小川が4点です。今季から、柏を長年指揮した名将ネルシーニョ監督が率います。ネルシーニョは、特定の戦術にはこだわらず、いろんな戦術的仕掛けをしてくる監督です。浦和対ネルシーニョで思い出すのは、柏時代の2013年のナビスコ杯決勝です。

当時の浦和はリーグ戦で柏と戦い、その直後にナビスコ杯決勝で再度対戦する日程でした。そのリーグ戦は浦和は優勝の可能性がありましたが、柏は優勝にも降格にも関係ない位置でした。リーグ戦を利用して、急造3バックを試して、見事ナビスコ杯で浦和を1-0で破った、会心の采配を見せました。

今回も同様の仕掛けがある可能性はあります。5バックか2ラインコンパクトサッカーが、よく見る相手の浦和対策ですが、ネルシーニョなら意外な手を出してくるかもしれません。いつも以上に相手の出方に注意して観察するつもりです。

浦和は、代表休みで一週試合が空いたのを利用して、川崎と大原サッカー場で練習試合をして、2-2の引き分けでした。足首捻挫のズラタンを始め、興梠、森脇、宇賀神が欠場していました。また、左アウトサイドに高木俊幸、左ストッパーに橋本という、新しいオプションも試しました。

そのオプションが使われるかどうかは、宇賀神と森脇のコンディション次第です。二人とも、攻撃力を買ってのテストだと思うので、守備を考えれば実現しない方が浦和にとってはいいシナリオのように思えます。関根と高木俊幸のアウトサイドでは二人とも本来トップ下なので守備が厳しいだろうと思えます。

昨日の練習には森脇も宇賀神も合流していました。浦和の優勝決定条件は引き分け以上です。変に持ち越すことがどれだけ嫌か、浦和サポは経験しています。勝ち点を得て、一発で決めることしか考えていません。
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こんな日もある(6/16日本対シンガポール)

2015-06-17 20:10:53 | ワールドサッカー
昨日の日本対シンガポール、結果は皆さんご存知の通り、0-0の引き分けです。まさかの結末に、しばらく冷静に考えられませんでしたが、1日経って落ち着いて振り返られるようになったので、記事にします。まず、この結果を必要以上に恐れる必要はありません。

理由はライバル国が、紛争の影響で全試合を国外で戦うシリアだからです。シリアも最初は大丈夫かもしれませんが、ホームアンドアウェイの長期戦で、全試合が本拠地でないシリアは、どうしても疲れが出る試合もあるでしょう。全勝は間違いなくできないと思います。

また、日本はシリアを直接対決で引きずり落とすチャンスが、まだ2回も残っています。それを連勝しておけば、このシンガポール戦の引き分けの影響は残りません。また、この引き分けが、日本にとってはかなり不運が重なった結果なので、二度はないと思っています。

試合内容ですが、シンガポールは4-5-0-1気味に、ボランチを3枚常に残しながら、バイタルエリアに6人の選手を置いてスペースを消す手でした。最初から、勝つ可能性を放棄して0-0の引き分けが狙いでした。今回は相手にとっては望み得る最善の結果でしょう。

日本は1点あれば勝てた試合ですが、この日は日本のボール回しに何度かイージーミスがありました。ちゃんとできることを100%できていれば、この結果はなかったと思います。また、シンガポールのように、技術はあってもパワーが足りないチームは、セットプレーの力技も効きます。2008年の3次予選で、同じようなタイプのタイに、中澤佑二と闘莉王で潰した試合を思い出します。

しかし、そのセットプレーでも今回の日本は点を取れませんでした。シンガポールの体力レベルは日本より劣っており、セットプレーで体を張ったCBの5番は体力を消耗して、足をつって途中交代しました。それでも、シンガポールも対策は考えており、CB2枚を180cm台にして、日本の力技に対抗しました。

また、シンガポールのGKが当たりまくっていたこともこの結果の大きな理由です。中でも大きかったのは、宇佐美のシュート性のクロスを横っ飛びで弾き、そのこぼれを本田圭佑がヘディングシュートを放った場面です。もうゴールは間違いないプレーでしたが、なんとこのボールが倒れていたGKのとことに行ってしまいます。ここまでの不運は見たことがないというのが正直な印象ですが、こんなことはそうは起きないので、少なくともカンボジア、アフガニスタンに全勝することを考えようと思います。
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今やアンカー(長谷部誠)

2015-06-16 19:29:40 | ワールドサッカー
今の代表ダブルボランチは、柴崎岳と長谷部誠がハリル監督のファーストチョイスのようです。先日、鹿島ボランチ小笠原満男が攻撃的な柴崎岳と組むためにアンカー的な役割をしていると書きましたが、代表でその位置にいるのは長谷部誠です。

長谷部は、高校サッカーの名門藤枝東高校の出身ですが、高校時代は無名で、浦和のスカウトが来たときに「何故無名の自分にスカウトが来る?」と思ったほどでした。浦和ではトップ下として頭角を表します。ちょうど、トップ下に予定していたエジムンドが突然退団して、代役に指名された幸運をものにしました。

長谷部は、当時のチームメイトの田中達也(現新潟)によれば「驚くようなキラーパスは出せない」MFです。それでも通用するどころか、今や代表キャプテンですから、何かしら長所はあります。私が長谷部を見てきたイメージでは「当たり前のパスを100%の確率で出す」MFだと思っています。

本人は「普通のプレー」と涼しい顔で振り返っているプレーが、実は重要というプレーは浦和時代から何度もありました。視野が広く、確実にフリーの味方を見つけているからこそのプレーでしょう。また、長谷部が優れているのはポジショニングのセンスもあります。

長谷部はここに行けばフリーになれるという位置を常に探せており、長谷部が相手のプレスを食ってショートカウンターを浴びた記憶は少ないです。もちろん、トップ下からコンバートしたボランチにありがちな、相手の個人技に対して弱さを見せた記憶はあります。

今でも思い出すのは、代表デビュー間もない頃の2006年のガーナ戦(横浜国際)です。当時、ガーナには当時チェルシーでプレーしていたエシアンがボランチで出場していました。このエシアンの圧倒的なスピードに、若手だった長谷部は為す術もなく置いて行かれました。

これが印象にあったから、ドイツに渡って日常的にワールドクラスと対戦する機会を得ることが重要と感じたのでしょう。今はそんな弱さは消え、アンカーを任されるほどです。これからシンガポール戦、長谷部の強さを見てみたいと思います。

p.s.日本代表シンガポール戦、残念な0-0の引き分けでした。試合レポートは、落ち着いて分析したいので、明日で勘弁していただきます。
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和田一浩、2000本安打達成

2015-06-15 19:23:25 | 他スポーツ
先日、中日ドラゴンズの和田一浩外野手が通算2000本安打を達成しました。史上最年長の42歳での記録です。和田一浩は西武から2008年にFAで移籍して、もうだいぶ経ちますが、東北福祉大学から社会人野球の神戸製鋼を経た24歳と遅い入団だったことと、西武時代に控え捕手だったことを覚えている私にとってはよく頑張ったとエールを送りたいです。

和田が西武に入団した当時、西武では正捕手の伊東勤(現ロッテ監督)がポジションを確保していました。ベテランになっていた伊東の後継者は当時の西武の課題でしたが、伊東は即戦力として入団した高木大成の挑戦を跳ね返し、インサイドワークの巧みさでなかなかポジションを譲りませんでした。

そういう時代に捕手として入団した和田は、伊東に対する新たな挑戦者という立場でした。世代交代を進め、松井稼頭央を抜擢するなどをした東尾監督は、和田にも期待しており、1999年の開幕戦で「21世紀のバッテリー」と、松坂大輔と和田のバッテリーをスタメン起用したこともあります。

しかし、伊東の壁は厚く、和田は時折出るDHでバッティングを見せるにとどまります。和田にとって転機になったのは2002年の伊原監督の就任でした。伊原監督はバッティングを生かすために、和田をレフトにコンバートしました。この千載一遇のチャンスを生かした和田は、その年に30本塁打を放って5番に定着し、年俸も一気に1億円になりました。

それ以降、4番カブレラ、5番和田というホームラン打者は長年西武の看板打者になりました。左足を極端に引いたオープンスタンスが和田の代名詞になるほどでしたが、西武時代の末期は次第にホームランの数が減ってきていました。それでも、和田はホームラン打者の割には打率が3割を安定して超えていたので、西武に残ればDHで長くプレーできると思っていましたが、あえてDHのないセリーグに移籍した決断には当時は驚きでした。

和田は岐阜県の出身で、中日ドラゴンズには子供の頃から憧れていたのは後で知りました。中日に移籍してからのプレーはあまり見ていませんが、クリーンアップを打てるバッティングは健在で、中日も和田によくしてくれたのもこの記録の理由でしょう。こういう積み重ねの記録は、一年くらいは不振でも置いてくれる球団の誠意も必要です。既に一流打者の地位は確保している和田ですが、箔がついた2000本安打だと思います。
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なでしこエクアドル戦プレビュー

2015-06-15 12:15:49 | レディース
今日はネタがないので、日本時間で水曜日の朝6時に行われる、なでしこジャパンの女子W杯グループリーグ第3戦、エクアドル戦のプレビュー記事です。エクアドルは男子の代表は混戦の南米予選を通る曲者ですが、女子の代表は強いとは言えません。

理由は2戦目までのスコアで、初戦のカメルーン戦が0-6敗戦、2戦目のスイス戦が1-10敗戦と2連敗し、しかも惨敗です。映像を見ていないので、何が原因で負けているかはわかりませんが、なでしこが目標とするグループリーグの1位通過に必要な勝ちもしくは引き分けはかなりの確率で問題ないでしょう。

そういう相手には、なでしこは思い切ってメンバーを落とすかもしれません。たぶん、勝負は前半で決着すると予想できますから、これまで出番のない選手にチャンスを与えるには絶好のタイミングです。今回から、決勝トーナメントがベスト16からになっているので、4強以上に入れば7試合を戦うことになります。

男子でもきつい7試合ですから、体力的に差がある女子では、状況が許せばメンバーを落とすのはありだと思っています。それで負けてしまっては元も子もないかもしれませんが、アジアカップでもヨルダン戦でメンバーを落とした実例もあるので、今回は最小の力で勝利という結果を得る、難しいタスクを佐々木監督は試すでしょう。

本当の勝負は決勝トーナメントですから、そこで強さを見せてくれることを期待して、今回は内容が悪くてもいいと思っています。
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西武対ヤクルト試合展開

2015-06-14 12:10:18 | 他スポーツ
昨日の西武対ヤクルトですが、先発投手の出来に差がありました。ヤクルト先発の石川は、ストレートが130kmほどしか出ないので、真ん中でストライクを取ってはいけないですが、中村剛也に打たれた先制タイムリーも、メヒアの3ランもど真ん中でした。

それでも、石川は初回の4点以降は粘っていましたが、5回の裏に栗山、浅村が出塁した場面がポイントでした。ヤクルトベンチは、ここで先発石川をあきらめ、先発要員の石山をリリーフに送ります。この交流戦は、予備日の期間があり、次の日曜日の試合が終わるとしばらく試合間隔が空くので、こういう起用が可能になりました。

ここを石山が抑えていると、また違った試合展開になったでしょうが、メヒアがレフト前に打った2点タイムリーが効きました。打ったのはカーブで、状態の悪いときのメヒアなら空振りしますが、粘ってうまく三遊間に転がしました。

西武はこの展開なら確実に勝っておかないといけませんが、2番手バスケスが誤算でした。バスケスはメジャー経験もあるセットアッパーですが、152kmの速球を持ちながら制球の悪さで使いこなせていません。この試合では暴投二つもあり、増田、高橋を使わざるを得なくなりました。

昨日、菊池雄星の交代時期を書きましたが、投球数が140球と多すぎたので、田辺監督はどうやらヒットを打たれたら代えると決めていたようです。昨日の試合では、増田がピンチで相手の5番打者を遊ゴロに抑えてくれたのが効きました。増田は使いすぎが心配されているセットアッパーですが、1イニングしか投げない代わりに70試合登板を期待する、メジャー式の起用で、できる限りはという方針なのでしょう。

高橋の投球も観察しました。生で見たのは初めてですが、ストレートを生かそうとする配球をします。大事な場面で三振でアウトを取れるので、変化球は相手の目先を変えるための見せ球と割り切っている投球でした。現在、無敗でパリーグのセーブランキングトップの一端は見ることができました。



増田投手



高橋朋己投手







浅村選手



森選手



メヒア選手



菊池雄星投手





秋山選手



森選手

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