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アレ、フォルツァ武藤(武藤雄樹)

2015-06-01 20:56:22 | 浦和レッズ
今が旬の選手、トップ下の武藤雄樹選手を取り上げます。今季5得点はチームトップで、仙台時代の最多得点だった昨年の4点を既に上回っています。武藤は今季、仙台から移籍したばかりですが、流通経済大学時代のチームメイトの宇賀神がいたのも、早くチームに馴染めた理由だと思います。

武藤の良さは、ボールのもらい方です。去年まで、浦和が良くないときの試合は、1トップ2シャドーが前に張り付いてしまい、ボールを縦に入れられなくなることがありました。相手も、4バックを1トップ2シャドーのマークにつけて消しに来ているので、何らかの工夫をしないと打ち破れない膠着状態です。

武藤が優れているのは、運動量が多く、少し下がった位置に降りてきてボールを常にフリーで受けられることです。ここに行けばフリーになれるポジショニングの感覚は、武藤が持っている天性の勘で、この能力が浦和の役に立った場面は何度も見られました。先日の鳥栖戦の同点ゴールも、武藤がいい位置にいたからこそのゴールでした。

また、仙台時代はFWだったこともあり、決定力も持っています。昨年は4得点でしたが、スピードがあるので、今の浦和のシステムである、シャドーの位置から飛び出してゴール前に出ていく動きは彼に向いています。どうやってマークを外しているかは、一度じっくり観察してみたいですが、関根の活躍も、武藤がゴール前でフリーになってくれるだろうという信頼を勝ち得ているからこそでしょう。

もちろん、スピードを生かしてチャンスを演出することもできます。劣勢だったACLのアウェイ北京戦で、武藤の突破だけは北京DFに通用していました。脚質は短い距離の方が速そうに見えますが、これほどの選手が仙台ではなかなかポジションを確保できなかったのですから、選手の活躍は自分に合っているシステムがあるかどうかにも依存するようですね。



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