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この引き分けは大きい(6/3柏対浦和)

2015-06-03 22:26:36 | 浦和レッズ
今日の柏戦、内容は完全に相手が上でした。柏は浦和が嫌がる常套手段の、2ラインコンパクトサッカーと5バックの両方の長所を合わせた策で浦和に対抗しました。守備のときは、ボランチの茨田(8番)がDFラインに入って5バックを形成し、攻撃になると茨田が一列上がり、ボランチ大谷(7番)が前に出る4-1-4-1気味にしてきました。

ミシャサッカーの浦和にとって、同じ戦術を相手にしているような閉塞感は、浦和のやりにくさに表れていました。それが、ありえないような西川のキックのミスからの工藤のゴールにつながったと思います。また、この日の浦和は最終ラインが不安定でした。那須が出場停止、森脇もあまり動きが良くなかったので、槙野にかかる負担が大きくなっていました。

それは、相手にクロスを上げられたときの守備に表れていました。キム・チャンス(27番)にクロスを上げられたピンチでは、工藤(9番)と太田(26番)が両方フリーになるマークミスでした。どうしたのだろうと思うような、不安定な戦いぶりには、ある程度負けも覚悟する展開でした。クリスティアーノ(30番)のFKからのレアンドロ(11番)のゴールは必然でもありました。

この失点でミシャは勝負に出て、後半の頭で梅崎を下げて李を投入してきます。既にズラタンの負傷で興梠を入れているので、負傷者が出ると交代枠が足りなくなる可能性のあるギャンブルですが、ズラタンの交代でターゲットがなくなったので、ヘディングのできる李で補完しようとしたのでしょう。相手GK菅野がファインセーブを連発してなかなかゴールは割れませんでしたが、浦和の弱点は似た布陣の柏の弱点でもあり、ショートカウンターからのDFライン裏へのパスは狙えました。

そのギャンブルが裏目に出たと覚悟した場面は、交代枠を使い果たした後の後半で永田の足がつったことです。これで永田が動けなくなったため、キム・チャンスのクロスをクリアできずレアンドロに決められます。もう駄目かと覚悟した後半ロスタイム、関根のクロスに槙野と武藤の2枚が飛び込む決定機で、槙野の動きに釣られた柏DFの逆で武藤がヘディングシュートを決め、試合は3-3で引き分けます。

この引き分けは浦和にとって大きいです。内容は負けの試合でしたが、最後まで諦めず攻めたことで勝ち点1が転がり込んできました。こういう、ドラマ性のある結果はきっと何かにつながる、そう思えた引き分けでした。
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