Kobby loves 埼玉&レッズ

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ゲームメーカーのメッシ(欧州CL決勝バルセロナ対ユベントス)

2015-06-07 20:17:32 | ワールドサッカー
欧州CLの決勝、バルセロナ(スペイン)対ユベントス(イタリア)のビデオを見ました。ユベントスのチームカラーは堅守速攻で変わっていませんが、バルセロナの出方は注目でした。先日の準決勝バイエルン戦は、メッシを右サイドに回して縦パス主体の現実主義のサッカーでした。

今回は、その戦いとは対照的に、堅守速攻のユベントス相手に先手を取りに行くポゼッションサッカーでした。前半4分、華麗な個人技を見せたイニエスタ(8番)をフォローしていたのは、堅実で普段はあまり上がってこないボランチのラキティッチ(4番)でした。

そのラキティッチがゴールを決めてバルサが先制すると、ボール支配率はバルサ67%、ユーベ33%と差がつきます。それでも、ユーベは守備一辺倒にはならず、時折速攻からシュートに持ち込んでいました。働き蜂のトップ下ビダル(23番)、運動量の多さを誇るテベス(10番)、ボールへの反応の良さを誇るモラタ(9番)の良さも十分発揮されていました。

バルサはCBはストロングポイントではないので、ユーベが2点目を失わないように気をつけながら、うまく速攻を機能させればわからない試合でした。その通り、後半にモラタのゴールで一旦はユーベが追い付きます。しかし、バルサには驚異的な存在のメッシがいました。

メッシはグアルディオラ時代は3トップの中央でしたが、今は右サイドに回されています。ただ、ウイング的にサイドに固定されるのではなく、真ん中に入ってロングパスを供給することもできます。この、メッシが持っているゲームメーカーとしてのセンスは発見で、トップ下をやっても名ゲームメーカーになれるのは間違いないです。

それでも、メッシの最大の売り物はドリブルです。相手が何人できてもかわせる、その個人技は試合を決めたスアレスの2点目につながりました。ユベントスがゴールを狙って、普段の堅守速攻を捨てて前にかかってきたので、そこからのカウンターはバルサにとっては簡単なタスクでした。メッシがいれば、彼がどんな役割をしても楽しめるのは間違いなく、クラブW杯を楽しみにしたいと思います。
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ジーコイズムの後継者(小笠原満男)

2015-06-07 13:53:05 | 他チーム
今日は埼スタの清水戦に行くので、即日更新ができなかった場合に備えて穴埋めネタを用意しておきます。今回ネタにするのは、ジーコイズムの継承者といえる、鹿島ボランチ小笠原満男選手を取り上げます。小笠原は、鹿島三冠当時の主力ボランチで、当時はインタビューが苦手でぶっきらぼうな答えしかできませんでしたが、東日本大震災で故郷の大船渡を復興させる使命を感じてからしゃべれるようになりました。

プレーでは、鹿島に脈々と続く「ジーコイズム」の継承者というイメージです。小笠原のゴールで今でも思い出せるのが、日本代表フィンランド戦(2005年エコパ)での、50mロングシュートです。ハーフウェイ付近でボールを受けた小笠原の、誰もが予想できなかった超ロングシュートが貴重な追加点になり、2-0で日本が勝った試合です。

そのように、相手を出し抜くプレーは今でも得意にしていますが、以前は守備的な選手に後ろを支えてもらって攻撃に出る方が得意でした。鹿島でダブルボランチを組んでいた相手は守備的な本田泰人や青木剛でした。今はもっと攻撃的な柴崎と組んでいるので、柴崎が前、小笠原が後ろという位置関係です。

小笠原は代表キャップ数も多い、実績あるベテランですが、代表では不遇だった記憶です。小笠原の代表時代の多くはジーコ監督時代ですが、国際Aマッチデーでない国内組の試合は遠藤と小笠原のダブルボランチでしたが、海外組の小野伸二や稲本、中田英寿が帰国すると判で押したようにベンチに回された苦い日々でした。いったい、遠藤と小笠原はどんな思いで代表に合流しているのだろうと当時は思っていました。

それでも、2005年ドイツW杯最終予選の朝鮮民主主義人民共和国戦で決めた直接FKなど、代表で輝いた一時代は築きました。海外挑戦もイタリアのメッシーナでプレーし、今は鹿島のレジェンドとして渋い輝きを放っています。1999年ワールドユース準優勝のメンバーも、今は35歳になり現役選手は少なくなってきましたが、小笠原のようにテクニックで勝負する選手ならまだやれると思います。敵ですが、プレーは観察してみたい、そんな相手でいて欲しいです。
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