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今やアンカー(長谷部誠)

2015-06-16 19:29:40 | ワールドサッカー
今の代表ダブルボランチは、柴崎岳と長谷部誠がハリル監督のファーストチョイスのようです。先日、鹿島ボランチ小笠原満男が攻撃的な柴崎岳と組むためにアンカー的な役割をしていると書きましたが、代表でその位置にいるのは長谷部誠です。

長谷部は、高校サッカーの名門藤枝東高校の出身ですが、高校時代は無名で、浦和のスカウトが来たときに「何故無名の自分にスカウトが来る?」と思ったほどでした。浦和ではトップ下として頭角を表します。ちょうど、トップ下に予定していたエジムンドが突然退団して、代役に指名された幸運をものにしました。

長谷部は、当時のチームメイトの田中達也(現新潟)によれば「驚くようなキラーパスは出せない」MFです。それでも通用するどころか、今や代表キャプテンですから、何かしら長所はあります。私が長谷部を見てきたイメージでは「当たり前のパスを100%の確率で出す」MFだと思っています。

本人は「普通のプレー」と涼しい顔で振り返っているプレーが、実は重要というプレーは浦和時代から何度もありました。視野が広く、確実にフリーの味方を見つけているからこそのプレーでしょう。また、長谷部が優れているのはポジショニングのセンスもあります。

長谷部はここに行けばフリーになれるという位置を常に探せており、長谷部が相手のプレスを食ってショートカウンターを浴びた記憶は少ないです。もちろん、トップ下からコンバートしたボランチにありがちな、相手の個人技に対して弱さを見せた記憶はあります。

今でも思い出すのは、代表デビュー間もない頃の2006年のガーナ戦(横浜国際)です。当時、ガーナには当時チェルシーでプレーしていたエシアンがボランチで出場していました。このエシアンの圧倒的なスピードに、若手だった長谷部は為す術もなく置いて行かれました。

これが印象にあったから、ドイツに渡って日常的にワールドクラスと対戦する機会を得ることが重要と感じたのでしょう。今はそんな弱さは消え、アンカーを任されるほどです。これからシンガポール戦、長谷部の強さを見てみたいと思います。

p.s.日本代表シンガポール戦、残念な0-0の引き分けでした。試合レポートは、落ち着いて分析したいので、明日で勘弁していただきます。
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