Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

2002年日本対ベルギー後半

2022-11-20 22:02:45 | ワールドサッカー

2-2の引き分けだった最終スコアは覚えているこのベルギー戦ですが、どういう決まり方をしたなどの細かいところは忘れていました。後半も、鈴木隆行が相手DFのフィジカルの強さにひるまず、果敢に競ってボールを引き出そうとしますが、先制点はベルギーに入ります。攻撃参加していたCBの4番が入れたクロスに、ビルモッツが華麗なオーバーヘッドで合わせます。

この失点で、当時セリエAでプレーして世界を知る中田英寿は「下を向くな」とチームを鼓舞していました。そんな日本代表の執念は予想外に早く結果につながります。左アウトサイドの小野伸二が、ゲームメーカーらしく中央でプレーしていた縦パスからでした。ベルギーのDFは鈴木隆行の動きは見えていましたが、皆ミスキックだろうと一瞬集中力が切れていました。

鈴木隆行はこの中で唯一諦めておらず、体を投げ出した足先にわずかに当ててコースを変えて、日本はGKデブリーガーの守るゴールを破って1-1の同点に追いつきました。この同点ゴールでベンチのトルシエ監督の采配に余裕が出て、左アウトサイドの小野伸二を下げて帰化したばかりだった三都主アレサンドロをそのまま左アウトサイドに入れます。

また、鈴木隆行の頑張りは相当体力を消耗しただろうというベンチの判断で、鈴木隆行を下げて森島寛晃を投入してFWに置きます。稲本のスーパーゴールはその頃に出ており、柳沢が出した短いパスでボランチのポジションから思い切って上がっていき、ゴール前にフリーになったことでゴールは必然になりました。もちろん、スタジアムにいた私は「これで勝てる」と期待したのは覚えています。

もっとも、セットプレーからの流れで、日本はオフサイドトラップを掛け損ねるミスで、左SBのファンデルヘイデンに抜け出されました。これで同点になり、試合は残り15分を切ってきました。

続きはこれから書ければ書きたいと思います。


当時の選手たちで、写真を持っているのはトップの小野伸二と、途中出場でDFの中央に入った宮本恒靖です。



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回った中長距離のパス(11/16浦和対フランクフルト)

2022-11-20 16:46:48 | 浦和レッズ
先週水曜日に行われた、浦和の親善試合フランクフルト(ドイツ)戦の映像をようやく見ました。この試合は、退任が決まっている浦和監督リカルド・ロドリゲス氏の最後の采配になりました。前半は浦和もフランクフルトも若手主体のメンバー構成で、普段合わせているメンバーではないことから、組織的なプレスではなく技術を前面に出した試合になりました。

この試合の映像を見た印象は、「これがロドリゲス監督のやりたいサッカーだったのだろう」というものです。相手のフランクフルトが3-5-2で、ポジション的にマークしにくい選手が出るのは両チームに言えますが、浦和の4-2-3-1はダブルボランチが若手の安居と平野という急造コンビではあったものの、うまくポジションを取って中長距離のパスがよく回るサッカーを見せました。

また、序盤から攻めた後のプレーを平野らが確実にシュートで終わっており、流れとしては浦和が良いという印象通り、江坂のパスからユンカーが走り込んで先制点を得ると、ユンカーは2点目も決めてゲームを優位に運びます。フランクフルトはどうしても代表選手が不在という事情もあり、有名な選手は右アウトサイドのチャンドラーくらいで、個人的なスピードこそ見せたものの組織としてはあまり良いものを見せられませんでした。

後半、浦和は今季のベストメンバーに近いメンバーに交代させてきました。岩尾がアンカー気味にさばいて、1トップの松尾のスピードを生かすいつものサッカーを出したいところでした。フランクフルトが後半開始直後に1点を返したものの、CKからショルツがうまく足元に止めて3点目を決めたことで浦和の流れは確実になります。

松尾はこの試合でも意欲的にプレーしており、明本の左からのクロスに飛び込み、シュートこそ外れたものの気迫を見せます。今年、FWの人材難で苦労した浦和で、本来ウイングの彼がFW適性を見せたのは一つの成果で、4点目も決めたことでロドリゲス監督の最後の試合を勝利で締めくくりました。長谷部誠は後半の最後15分ほどボランチでプレーし、相手のパスを読んでカットしたり、遠目からシュートを放ったりしていました。

こういう、勝敗は度外視して良い試合で、会心のサッカーが出たのは皮肉ではあったものの、浦和も生かし方次第では人材はいるという思いは強くしました。新監督のスコルツァ氏がどういうチームを作るかはわかりませんが、開幕していきなりACL決勝という日程は、それを勝てば勢いに乗れるのではと期待しています。
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20年前の宿題(2002年日本対ベルギー)

2022-11-20 16:11:37 | ワールドサッカー
今、カタールW杯の直前で、NHK-BSで過去の大会を振り返る映像が放送されています。その中では優先順位トップは2002年日韓W杯の日本対ベルギーでした。この試合は、埼スタのスタンドで生観戦しています。もっとも、当時の私は病気の影響で集中力を欠いており、ベルギーの映像を事前に見てチェックするような情熱を出すことができませんでした。

今でもこの試合を覚えている理由は、ベルギーが3バックか4バックかわからずに、15分ほどベルギーの最終ラインばかりを見てしまった自分自身のミスです。この教訓は今の自分に生きており、わからないと思ったら無理に見つけようとせず、わかったことだけをつなぎ合わせて文章にすればいいと、今では割り切れます。今回、映像を見ることができたので、そのミスがなぜ起こったか理解することができました。

結論から言えば、ベルギーはビルモッツとベルヘイエンの2トップを置く、4-4-2でした。そんな布陣がどうしてスタンドの私に3バックに見えたかという理由は、左MFのゴールが時折4バックの左サイドまで下がってスペースを埋めており、5バックのように見える時間があったからです。今の自分だったら、この程度の布陣の変化には引っかからないですが、当時はまだまだサッカー眼が未熟だったと振り返ります。

この試合は前半を0-0で折り返し、期待を持ちながら後半に向かいましたが、今映像を見るとベルギーのペースだった前半でした。ベルギーのボランチ、シモンズが中田英寿をがっちりマークしており、真ん中ではボールを受けられない中田英寿が、苦しくなってサイドに流れてプレーせざるを得なくなっていました。また、サイドを使いたいベルギーの狙いは出ており、運動量の多い左MFゴールからクロスが上がる場面もありました。

ベルギーの2トップも、運動量の多いビルモッツと、ターゲットマンのファンデルヘイデンのコンビでバランスも良く、ビルモッツが長い距離からシュートも放って日本ゴールを脅かしていました。これに対し、日本は左アウトサイドの小野伸二から2トップにボールを入れるのが狙いで、懸命のプレーでベルギーの屈強なCBにフィジカルで挑んだ鈴木隆行の姿が印象的でした。

トルシエ監督仕込みのフラット3の本番でのお披露目でもありましたが、あとでサッカーマガジンのインタビューによればフラット3を選手たちで手直しして、無理にオフサイドを取りに行かないことでバランスを保っていたという証言もあります。また、右アウトサイドの市川が下がってスペースを埋めながら、この苦しい前半を0-0で何とか折り返しました。

後半についてはビデオを見る時間があれば書きます。
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秋のカワセミ4

2022-11-20 16:08:02 | 埼玉
今日のカワセミです。カワセミは背中のライトグリーンの線が美しいので、可能な限り後ろ側に回り込んで撮りたいですが、このように川の反対側から撮った写真で後ろの線が写り込んでいるとちょっと嬉しいですね。
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アオサギ

2022-11-19 23:24:54 | 埼玉
今日は休日出勤でした。外出すれば絶好のネタがあっただろうなと、晴れた空を恨めしく眺めただけでした。そのため、先週撮ってきたネタから、地元さいたま市の川で見られた「アオサギ」の写真を貼っておきます。
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セットプレーに課題残す(11/17日本対カナダ)

2022-11-18 22:03:29 | ワールドサッカー
昨日の日本代表の親善試合カナダ戦は、1-2と日本の敗戦に終わりました。この試合はあくまで調整試合なので、勝敗はある程度度外視しても良いですが、日本は吉田麻也、伊東純也ら主力選手をあえて出さず、コンディション的に出場が微妙な選手を多く起用してきました。そんな当落線上にいた柴崎が縦に絶妙な浮き球のパスを出して、写真の相馬勇紀が足先でコースを変えて日本は前半8分に先制点を入れました。

対戦相手のカナダは、3-5-2で中央を固めてくる戦い方でした。予選での全得点の半分以上を2トップで取っており、サイドから早めに2トップに当ててくる攻め方でした。日本相手に見せてきたのはその瞬間的なスピードで、日本がファウルで止めざるを得なかった場面も作られました。そういう、自陣でのファウルはこれから強豪と当たる日本としては減らしていかないといけません。

日本が出したかった形は、アメリカ戦で見せたような高い位置のパスカットだったでしょうが、この日はそういう場面は少なく、FWで起用された浅野も周りとあまり連携が合っていない様子でした。それでも、負傷明けだった浅野と板倉が45分出場できたことで、本番ではスタメンで起用することも可能とわかったことが、この日の日本にとっては収穫でした。

日本の課題と感じたのはセットプレーの守備です。何本か与えたFKで、カナダは長身DFを前に張らせて高さで勝負してくるので、日本はどうしてもCKに逃れざるを得ませんでした。そのように、何本もCKを取られたことで、同点ゴールとなった相手5番のゴールはその高さからの競り負けがきっかけでした。CKを可能な限り少なくすることと、相手との高さの競り合いで何とかすることは、大きな課題となりました。

日本としては可能な限り多くのメンバーを実戦で起用したい様子で、ハーフタイムに一気に3人を交代させて本番で誰を起用できるかの判断材料を得たことでしょう。森保監督は「全員がレギュラーと考えている」とターンオーバーを示唆しており、1次リーグの3試合でメンバーを入れ替えながら勝っていく難しいかじ取りになります。それでも、今の日本代表はスタメン組とサブ組の力の差が小さくなっており、誰がいないから勝てないというチームではないと思えます。

最後はロスタイムに山根が相手FWを倒してPKを取られて日本は1-2と敗れました。この時点ではもうチームの方向性は決まっており、この試合は本気で勝ちに行かなかった印象はあります。初戦のドイツ戦でどういう策を練ってくるか、楽しみではありますが、勝つのは難しい相手ということは意識して見ないといけないでしょうね。
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皇帝ダリア

2022-11-17 23:42:24 | 埼玉
この時期の花といえば、写真の皇帝ダリアがあります。もっとも、この写真を撮った日曜日は天気が悪く、あまり良い写真になりませんでした。背が高くなる植物なので、青空をバックに撮れると良い写真になりますが、それはこれからの楽しみに取っておきます。
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秋のカワセミ3

2022-11-15 23:56:07 | 埼玉
今日は残業でブログを書く元気が出ないので、カワセミの写真を貼っておきます。
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ユベントス対インテル

2022-11-13 22:36:02 | ワールドサッカー
イタリア・セリエAの好カード、ユベントス対インテルのビデオを見ました。ユベントスは4-1-4-1の布陣で、アンカーのロカテッリがさばいて、右SBのクアドラードが高い位置に進出してそこからの展開を狙ってきました。もっとも、インテルもそれは理解しており、クアドラードと対面になる3-5-2の左アウトサイドのディ・マルコが早めにクロスを入れてきました。

ユベントスは、ポストプレーヤータイプのエースFW、セルビア代表のブラホビッチが不在でした。そのため、代役の1トップのミリクはスピードで崩すタイプなので、ユベントスはなかなかFWにボールを入れられず、インテルがボールを支配する展開になります。インテルはポストプレーヤーのボスニア・ヘルツェゴビナ代表のジェコに入れることはできており、もう一人のFWラウタロ・マルティネスを使ってチャンスを作りました。

また、インテルのボランチには、ミランでトップ下だったトルコ代表MFのチャルハノールがいました。ポジションが後ろになったことで得点には絡みにくくなりますが、動いて活性化できるタイプのバレッラがフォローしてくれるので、インテルの中盤はよく機能していました。これでは手詰まりとみたユベントスは、ミリクのサイドまでMFのラビオが上がってくることでチャンスもつかみました。

これがこのゲームの流れを変えました。インテルのチャンスからのカウンターで、左サイドから入ったクロスに合わせたのは、そのラビオでした。これで1-0とユベントスが先制し、押され気味だったユベントスがワンチャンスを生かしたことで、インテルベンチは思い切って動かざるを得なくなります。チャルハノールやムヒタリアンを下げて中盤を再構成せざるを得ませんでした。

それでも、ラウタロ・マルティネスが決定的なシュートも放っているのですが、ユベントスGKシュチェスニーが好セーブで止めました。イタリア・ダービーとも呼ばれる好カードのこの試合ですが、最後は途中出場のキエーザがパスに走り込んで、その折り返しをファジョーリが合わせて、2-0として決着することになりました。

これから、カタールW杯が始まるので、クラブチームのサッカーはしばらくお休みです。こうやって展開されるW杯代表選手の「普段の職場」はそれなりの面白さがあって、そのクラブ独特の背景も含めていろいろと楽しめたらと思います。さて、これからのW杯はマニアック分析が並びますね。
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阿部勇樹引退試合(11/12)

2022-11-13 14:18:47 | 浦和レッズ

昨日の阿部勇樹引退試合、行ってきました。阿部勇樹が浦和に在籍してACLを優勝した当時の選手主体の「URAWA ASIAN KINGS」と、ジェフ千葉と日本代表で共にプレーした選手の「JEF JAPAN FRIENDS」が対戦した試合でした。阿部勇樹は前半はJEFでプレーし、後半はURAWAでプレーしました。JEFは玉田圭司、播戸竜二、坂田大輔の3トップで、左クロスが跳ね返ったところを阿部勇樹が押し込んでJEFに先制点が入ります。

URAWAはGK榎本哲也、DF坪井慶介、闘莉王、那須大亮、右アウトサイド岡野雅行、左アウトサイドに西澤代志也、3ボランチに酒井友之、内舘秀樹、細貝萌で、2トップに永井雄一郎と小池純輝というスタメンでした。岡野は去年の平川引退試合で、2回スルーパスを追いかけたらすぐに動けなくなっていたので期待していなかったですが、さすがに練習して準備してきたようで、45分出場して何度もパスを追いかけていました。

また、JEFでプレーしていた中村俊輔にも注目していました。今年まで現役だったこともあって、動けない選手のフォロー役もやっていましたが、長い距離のパスを正確に出して、玉田や坂田あたりは「走ればボールが出てくる」感覚だったことでしょう。FKのキッカーはさすがに主役の阿部勇樹に譲っていましたが、こういう上手い選手は引退しても上手いので、また彼自身の引退試合でもその技術は見られるでしょう。

浦和のトップ下を置かない3ボランチは、岡野と闘莉王については動くことは期待していないという意味もあったと思われます。それでも、闘莉王は昔のように点を取りたいという意欲は持っていて、永井雄一郎のスルーパスに反応して相手GKをかわしてURAWAの追撃の1点を決めます。さすが闘莉王と感じたのは2点目で、誰もが驚いた遠目からのミドルシュートでした。

闘莉王が試合を盛り上げようとした意図は、URAWAボールのFKに表れていました。この場面で阿部勇樹にFKを蹴らせたいと、自らのユニフォームを阿部勇樹に譲って、臨時の「背番号4」の阿部勇樹がFKを蹴りました。もちろん、こんなことは引退試合独特の粋な計らいですが、阿部勇樹がFKをクロスバーに当てて惜しくもゴールはなりませんでした。

特に動きが良かったのは永井雄一郎でした。神奈川県1部リーグのチームで選手兼監督ということもあって動けるので、往年を思い出すようなドリブルを何度も見せていました。JEFのDFがOBのDFということもあってその切れはさすがで、ゴール裏も「アレ永井アレ」と昔のチャントを歌うほどでした。たまには、こういう楽しむだけの試合もいいなと思いながら後半を迎えますが、それは明日以降に更新します。

永井雄一郎


中村俊輔


関根貴大


槙野智章


興梠慎三


槙野智章、鈴木啓太


鈴木啓太


坪井慶介


酒井友之、細貝萌


岡野雅行


武藤雄樹


坪井慶介


那須大亮


永井雄一郎


細貝萌


稲本潤一、播戸竜二


森崎浩司


平川忠亮


興梠慎三


平川忠亮


鈴木啓太


那須大亮


田中達也


岡野雅行
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