久しぶりに身体ケア・東洋医学ジャンルで大感動の本でした。
是非とも多くの人に読んでいただきたい内容です。
著者は西洋医学の「膝専門の整形外科医」ですが、特徴は
①痛みの本当の原因に向き合い、大元から治すことを奨励。
②漫然と痛み止めやサプリメントを摂り続けることを憂う。
③p.181 症状を診る医学ではなく、原因で治す、
まるごと「人」を診る医道に戻ろうと思っている。
自力整体の矢上先生は
「痛みの原因は、使い過ぎ・食べ過ぎ・やり過ぎたい病」であると見抜かれ、
自力整体<整体法・整食法・整心法>を考案されました。
根底には東洋医学のツボ・経絡刺激の考えがあります。
巽医師は、西洋医学・研究者でありながら、
生き方・心も持ち方・食べ方は相当東洋医学に近いように見受けます。
土に親しむ暮らし方、日本古来の自然を取り入れた住居の工夫など、
まさに私好みの、「科学的・エビデンス付き・哲学的+ユーモア」の
素晴らしい方とお見受けしました。