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MOA美術館 2  創立者の想い

2025-01-19 05:56:38 | 美術

MOAの意味は、創立者「岡田茂吉」氏の頭文字+Associationのようです。

岡田氏は、HPを引用すると、https://www.moaart.or.jp/concept/history/

   箱根美術館の創立者であり、後のMOA美術岡田茂吉館の基礎を築いたは、

   前半生を実業家として、そして後半生は宗教家として、明治・大正・

   昭和期の日本に希有な足跡を遺しました。

   幼年期から骨董・絵画に深い関心を寄せていた岡田茂吉は、日本画家を

   志して岡倉天心が創設した東京美術学校(東京芸術大学美術学部の前身)に

   入学しますが、病により絵画修業を断念します。


   健康を快復してからは、蒔絵制作に打ちこむなど工芸技法の習得に努め、

   簪・笄など婦人装身具の意匠考案と販売事業で成功し、各種博覧会でも

   高い評価を得て、青年実業家としての地位を確保しました。


   しかし、身辺の不幸に重ねて関東大震災、世界恐慌などにより事業も傾き、

   苦悩の裡に日々を過ごしました。そのような生活から脱するために哲学・

   思想・宗教の研究に没頭した岡田茂吉は、優れた美術品は人間の本質に

   強く働きかけ、広く社会人心を陶冶し、健全な社会を形成するという

   芸術的境地に到達します。


   病貧争の克服と理想世界の実現を目指し、芸術の体験によって人の情操が

   高まる美のひな型を建設し、その中心に日本文化を世界に発信する美術館を

   創設することが、岡田茂吉の終生の願いでした。

 

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