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p.96 たとえば、腰痛もちでリハビリを長年しながら
なかなかよくならないという人も、
呼吸法と姿勢をよくするだけで、腰痛がなくなる
というケースは少なくありません。
p.97 なぜ治らなかったかというと、普段から背骨を
まっすぐなポジションで使えていないからです。
カラダを不安定なまま動かしているのは、
正しい呼吸法とニュートラルな姿勢が身についていないから
呼吸ですべてがよくなるわけではない
が、痛みに苦しんでいる人に共通して言えることは、
呼吸法はリカバリーのスイッチだということです。
よくなる方向へ、まずは回復の扉をあけるために
呼吸法が必要です。
p.100 カラダがどういうポジションになると壊れやすいかは
山ほどリサーチがあり、
ニュートラルな姿勢がいちばん負荷が少なく、壊れにくい
ことが明らかになっています。
(中略)コアトレ、体幹トレーニングなどと言いますが、
p.101 リハビリの過程ではかなり先にあるものです。
(中略)故障をしている人がまずすべきは
呼吸法とニュートラルな姿勢を知ることです。
それらができるようになったら、次はカラダの使い方を知り、
動かし方を知り、それからようやく体幹トレーニングに
入っていきます。自分のカラダのニュートラルな姿勢を知らず、
呼吸法も知らない人たちに、いきなり体幹トレーニングを
教えても症状は改善しないままです。
具体的にはp.121~152までモデルさんの写真入りで詳しい解説が
載っています。これを「身体の使い方に慣れていない人たち」が
どの程度理解できるのかは疑問ですが、やってみる価値はアリアリです。
どんな健康法も、「窮すれば通ず」と私は思っています。
痛みが強い人ほど、正しく理解しようと努めて、分からなければ
正しい指導者へアクセスすることでしょう。
私は自分の膝痛を治す方法を探し求め、矢上先生の書物に出会い、
職場の帰りに行ける先生を見つけ、ついには西宮まで出かけるようになり、
現在は指導する側に居ます。
同じように自力整体に巡り合っても、集中して学ぶことをしないで、
すぐに別の健康法に移っていく人もたくさんいます。そういう人たちは
「渡り鳥症候群」といって、いつまでたっても完全な治癒にはいたらない
可能性が大です。
もちろん、自分に合った治療法に行きつく人もいるでしょう。
どんな健康法も、というか、効く健康法ほど、、、
ある程度難しく、研究心と根気は必要です。
多くの人が、諦めないで良い指導者に巡り合えることを祈ります。
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