自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「欧米に寝たきり老人はいない」 5 ハリソン内科学

2016-04-30 10:49:17 | 推薦図書


P.108 「ハリソン内科学」とは、欧米の医学生ならだれもが学ぶ
   有名な内科の教科書です。

   (中略)第1章に「緩和ケアと終末期ケア」の項目がありました。

P.109 「すべての治療(医学的介入)は不利益(負担)と利益の両方を

    併せ持っており、通常の治療と特別な治療を区別して考えることは

    倫理的でない。個々の患者にとって、

    負担が利益を上回る時はどのような介入も行うべきでない」

   ここでいう「特別な治療」とは、人口呼吸器、血液透析、人口栄養などです。
   これはきわめて重要な考え方です。今の日本の高齢者の終末期医療には、
   残念ながらこの考えがありません。



P.110  日本の教科書に終末期医療の記載は見当たらない

   日本では(中略)高齢者が安らかに死を迎えるための医療については、
   
   研究も教育もされていません。 そして現状は、

   医療の進歩が安らかな死を妨げています。


   今後はQOL(生活・生命の質)を重視する終末期医療の教育が必要です。

   我が国の医学教育が改善されることを願ってやみません。

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