出ました~~
健康で、痛みのない生活をゲットするための処方箋その2は
食べ方の改善です。
自力整体でも、ヨガでも、パーソナルトレーナーの指導でも、
身体の処方箋・食の処方箋・心のコントロールは三位一体のMUSTです。
昨日までは主に「膝痛改善のための、体操系」を紹介してきました。
が、膝が痛む原因の多くが「重過ぎる体重」であることは事実なので、
体重を減らす努力は必要不可欠です。
巽医師によると、
p.120 「体重が5㎏減るだけで、3割の人が手術不要に」なるそうです。
巽医師のお薦め・その1は「週1断食」です。
p.130 週に1日だけ「食べない日」をつくること。
僕はその日を空腹を楽しむ「空腹の日」と呼びます。
(中略)空腹の日には、固形物はいっさい食べません。
水かお茶だけで過ごします。水以外に、砂糖の入っていない
ブラックコーヒーやお茶(無糖)は飲んでも良いとします。
(中略)おなかがすいたなと思ったら、お茶を飲みます。すると
あなたのからだはため込んだ皮下脂肪を分解し、そこからブドウ糖を
つくり出します。
p.131 (中略)「空腹の日」を1日過ごすと、翌日は自然と食べ物への感謝の
気持ちが生まれます。明けた翌朝は、ゆっくりと朝食を味わい、
よく噛んで食べるようにします。「食べる量」がおのずと減ってくるでしょう。
(中略)現代日本で栄養不足で死に至る方はほぼいません。
しかし食べ過ぎでさまざまな病気になっている人は数え切れません。
食に対する考え方、意識を変えていきましょう。
(中略)空腹の日は、実は体にとって、とてもありがたい日でもあります。
そもそも「消化」とは、体にとってはとっても疲れる仕事なのです。
食べ物を消化することは、僕たちの想像以上に、体は消耗して負担が
かかっています。一日の絶食のあいた、消化器はその分ゆっくりと
休むことができます。エネルギーを消化に使わなくて良いので体は
ほかの仕事をすることができます。
p.132 絶食をすることで、細胞内のミトコンドリアが増え、
「体が回復モードになる」という論文もあります。
野生に近い生き物は体調が悪くなると、絶食をします。飼い犬や
飼いねこでさえ、自分の体の異変を察知すると、食事を拒むように
なります。飼い主は心配のあまり、躍起になって食べさせようと
しますが、それは大間違いで、「食べない方が不調を根治できる」
ということを、動物のほうがよくわかっているということかもしれま
せん。
p.133 (中略)お金をかけずに単に「食べない空腹の日をつくる」。
その結果は、やったことがない今のあなたが想像するよりは、
はるかに大きなものがあります。(中略)人生は貴重な体験の連続です。
ぜひ素晴らしい人生初の体験を試みられてください。
さて。
自力整体では「整食法」として「朝食抜き(=18時間断食)」を奨励しています。
でも、世の中は「絶対に朝食を抜いちゃダメ~っ!」の大合唱。
「3食きっちり、規則正しく、大量のたんぱく質を!!」という声も。
私のお薦めは、
身体の何処かが不調で、それを治したい(=健康になりたい)と思うなら、
短期間でも、整食法とか、たつみ式「週一断食」とか、やってみて、
自分の体調の変化や痛みの具合を確かめることです。
何も、
「一生続けなさい」というわけではなく、
いつだって元に戻せるのですから。