新緑や紅葉の季節になると、自分が小学生であった頃のことを思い出す。それは、映画の宣伝で「総天然色」との表現が使われたことである。その後、総天然色は「カラー」との表現に変わった。それにしても、誰が「総天然色」とのキャッチコピーを思いついたのであろうか。デジタルカメラと画像処理ソフトを使い始めてから、そのような昔の記憶が時に蘇る。
閑話休題、先月30日午後、私達は中禅寺湖スカイライン(栃木県道250線、中宮祠足尾線)の終点(半月山駐車場、標高1600 m)に向かった。湿度が高かったために、やや霞んでいたが、足尾山塊方面で秋の彩りが目立ち始めた。
駐車場で撮った画像から
眼下に、対照的山容の眺めが広がっている(焦点距離、30 mm)。右奥は皇海山(双耳峰、2144 m)である。
山腹のモザイク模様と縞模様を少しクローズアップする(焦点距離、70 mm)。
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ここでのキーワードは多様性である。紅葉、黄葉、緑葉などの対比が顕著な部分を切り取ってみる。
望遠画像(その1)(焦点距離、170 mm)。
望遠画像(その2)(焦点距離、190 mm)。
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沢(利根倉沢であろうか)の右側(焦点距離、30 mm)。山頂は、左から、皇海山(左奥、2144 m、奥)、社山(右、1960 m)、錫ヶ岳(右奥、2388 m)などである(焦点距離、30 mm)。
社山の山腹をクローズアップする(焦点距離、135 mm)。
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当日の空模様と半月山。半月山(半月山展望台)では、屈指の大展望が人々を待っている。
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9月30日13-14時。EOS 6D、EF 17-40 mm F4L、EF 70-200 mm F4L。絞り優先、シャッター速度1/50-1/1000、ISO感度100-400。 現像・画像処理ソフト Aperture 3.5。
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P.S.
足尾地区から半月山までの経路(赤倉山経由)については、ハイトスさんの「ハイトスの里山山行記」(赤倉山、半月山)やたそがれオヤジさんの「たそがれオヤジのクタクタある記」(足倉沢右岸の尾根は楽勝どころか結構な試練尾根であった)などの歩行記事がある。