今週は梅雨の晴れ間が期待できそうもない天候が続いている。このようなとき、桐生川の上流では渓流と緑による梅雨時ならでの風景が現れる。そして、今日も、ところどころでカメラマンが三脚を構えていた。雨による増水にもかかわらず、渓流は全くと言えるほど濁っていなかった。
渓流の響きを聞きながら
岩で水の流れが狭められるスポットにて
流れによる浸食で生まれた岩の表面と形
コマツナギと渓流。コマツナギ(駒繋ぎ)、マメ科コマツナギ属の小低木。駒繋ぎとの名は、茎が馬を繋げるほど丈夫であることに由来する(山渓ハンデイ図鑑1、野に咲く花(増補改訂新版))
この時季、水辺の岩や転石に生えている苔の緑が一層鮮やかになる。桐生川の下流に住みこの川から水道水を得ている自分達にとって、緑と清流の組み合わせは美しさのみならず安心感を感じさせる風景である。
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4日10-12時。桐生川にて(群馬県桐生市梅田町、一級河川)。
曇り(薄い霧)、EOS 6D、EF 50 mm F1.8 II、シャッター速度 1/15-1/2000秒、ISO感度 100-800、絞り 1.8-7.0、手持ち。