こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

夏の花としてのコチョウラン(胡蝶蘭)、2021年8月

2021-08-15 | 

昨年の春、花が終わった時季に入手して育ててきた、コチョウランが6月上旬に開花した。しかし、昨日夕刻から今日午後までの間に、大部分の花が突然の如くに萎れた。高温注意報が出されるまでに暑かった先週前半までの天候にもかかわらず、こちらの思いに応えて、8月15日まで、花はがんばってくれたのであろうか。

 

6月上旬にて

室内で育てきたものを、一時的ながら庭に出してみた。これらは水苔(右2鉢)あるいは鹿沼土(左1鉢)で育てている。

意図的に望む方向への花茎の誘導などを行わなかったので、花の配列は乱れている。

9鉢ほどの株を育ててみたが、開花したのは6鉢のものであった。

 

6月上旬にて(中輪系、花の大きさは6 cm程度である)

コチョウランの花が飾ってある場で、花一輪ごとに造形や色合いなどをゆっくりと眺めたことがなかった。

今回、育ててみて、わたくしはそれらの美しさを初めて意識した。

 

6月下旬にて

 

 

 

 

7月下旬にて(大輪系、花の大きさは10 cm)

 

大輪系(右)と中輪系(左)(7月下旬)

 

 

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当時、幼稚園生であったが、終戦を告げる放送を母親とともに聞いたことを覚えている。夜間空襲で防空壕などに避難することがなくなるだろうかと母親に尋ねたことも朧気ながら覚えている。終戦後、何時かは白米だけの飯を食べてみたいと親に願ったり、当時は罹ると田園区域に設けられた病舎(避病院と呼ばれていた)に隔離される赤痢、疫痢、腸チフス、発疹チフス、天然痘そして日本脳炎などの病気に恐怖を感じたり、小学校への通学路で狂犬病に罹った犬に出会ったりしたこともあった。

午後12時、黙祷を捧げた。