こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

12月での月から、満月前夜にて(2021年)

2021-12-29 | 月、月光彩雲

今夜も巡回中の消防車から火災予防の鐘とメッセージが響いてくる。現在の気温 は1℃、湿度 60%、風速 0 m/sである。そして、当地では、今月中旬から北関東(内陸部)特有の空模様が続いている。結果として、夜では月の輝き、朝では太陽の明るさに負けない月の姿が印象的であった。

満月前日の夕刻に、近所の尾根から昇った月の輝きにも、その場に居合わせた人々は皆感動したほど魅せられるものがあった。

太陽の位置が低くなったときに一望した桐生川沿いの山並み(高さ 200-1100 m)

 

夕陽に染まった山並み(月は矢印の位置から昇った)(高さ 300 m)。

 

落日の光景 ー 建物の間隙がスリットとして作用し、ダイヤモンド・サンセット状態になった。

 

そして、満月と見紛うほどの明るい月が山並みから昇った。

 

 

 

この落葉樹大木での四季の変化を追っている者として、待ちに待った場面である。

 

余談ながら、

落日直後に、関東平野を囲む南側の山並み(奥秩父連山)がはっきりと浮かび出た。

左矢印の向こう側は山梨県などであり、右矢印は特異な形の岩峰、両神山(秩父)である。

視点からこれらの山並みまでは100 km以上離れている。

 

 

両神山(1724 m)(秩父にて撮影)

「私がいつも気を付けてみる山に、両神山(りょうがみ)がある。それは秩父の前山のうしろに岩乗な岩の砦のさまで立っている。 

 ・・・中略・・・ あたかも巨大な四角い岩のブロックが空中に突き立っているような、一種怪異なさまを呈している。

(深田久弥、日本百名山)」

 

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12月18日16時過ぎ、桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光。