こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

桐生川沿いでのミツマタ、遠来の友と花の波を楽しむ(2020年3月)

2020-03-23 | 

先週土曜日、ブログ花の詩山の詩を書かれているminoさん、花友さん、花友さんのお父上のグループと共に、桐生川沿いで咲くミツマタの花を見て回った。余談ながら、前日(金曜日)は花を撮るのが難しいほど強い風が朝から夕方まで吹いた。ところが、この日は、唖然とするほど穏やかな状態で、花の群れが暖かい日差しを浴びていた。昨年も同様の体験をしたので、わたくしには、花を愛する遠来の友が何か不思議な力をもっているかのように思えてならなかった。

 

桐生川ダムそばの公園(梅田緑地台公園)にて(1)。間もなく、山肌は萌葱色になり、ウグイスの鳴き声がダム湖に響く。

 

待ち合わせ場所であった公園(ロウバイパーク)には、ロウバイとともにミツマタが植えられている。パークを開園するにあたって、有志が所有していたミツマタを寄付されたとのことである。移植されている株はかなり見応えのある花を開いている。青色の網は小さな花木を鹿の食害から守るためである。

ミツマタ・ファンにとってうれしいことは、シカ(鹿)がミツマタを嫌うことだ(嫌避植物)(林野庁森林保護対策室資料「森林における鳥獣被害のための資料ー森林管理技術者のためのシカ対策の手引き、平成24年版)。ヒトにとって芳香になる成分がシカにとっては嫌いな臭い成分になるとの事実は、食害防止の立場からも興味深い。

 

*****

話は横道に逸れるが、昨年、美しい紫色の花を開くヒイラギソウの群生が、シカの食害で消えていた現場を目撃した。ある人に案内していただき、四苦八苦してたどり着いた大群落(長さ、約30m)は、花が点在する状態に変わっていた。2019年5月上旬

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桐生川ダムそばの公園(梅田緑地台公園)にて(2)。

 

桐生川ダムそばの公園(梅田緑地台公園)にて(3)

 

桐生川沿いの群生地にて。

 

日差しの変化による、彩りでの多様化を狙ってみたが。どうも、結果は空振り三振に終わった(苦笑)。

 

花の群れを前にすると、自然に会話が弾んだ(遠来の友に深謝)。

 

 

なお、現在、三境林道沿いにある大群生地にはアクセスできない。まことに残念である。林道は、昨年の台風19号によって大きな被害(路面崩壊など)を受けたために、桐生市側において全面通行止めになっている(令和2年度に補修予定とのこと)。

 

さて、梅田のふるさとセンターで皆さんにお別れしたが、センター下流において、ダンコウバイ(壇香梅)の花が咲いていることに気付いた。このときは日差しが強すぎたので、スナップショットのみにした。

 

 

撮影、3月21日午前、桐生市梅田町にて。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (花友K さん)
2020-03-23 20:57:14
今年もお会い出来て嬉しかったです。
変わり者のミツマタさんの枝が、板状だったのには驚きでした!!
珍しいものを見させていただきまして、ありがとうございました。

崩れてしまった林道が早く復旧すると良いですね。
今年は大雨被害が出ないことを祈ります!
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やられた (mino)
2020-03-23 21:07:17
先日はご案内ありがとうございました。

山頂の切り株とミツマタの写真
明るく輝く山頂のミツマタと日陰のミツマタ
見事に描き分けてますね。
思わず やられた (笑)

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ありがとうございました (kotsunagi567)
2020-03-23 22:30:37
花友K さん、こんばんは。
桐生までお出でいただき、ありがとうございました。
変わり者につきまして、詳しく観察していただき感謝しています。
相変わらずの身軽さ、流石です。当方は花を見上げるばかりでした。
来年は、三境林道沿いの群生地で花の彩りと香りを存分に楽しみたいと思っています。
来月下旬には、移植地でカッコソウなどが見頃になると思います。
機会がありましたらご来桐ください。案内させていただきます。
コメントありがとうございました。

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汗顔のいたりです (kotsunagi567)
2020-03-23 22:47:30
minoさん、こんばんは。
先週は、たいへん楽しい花見のときを持つことができました。
お蔭で、ミツマタの楽しみ方について、バリエーションが増えました。
山頂の切り株とミツマタについては、多様性が出そうなアングルを
狙ってみました。自分では不十分な結果であったと思って
いましたので、いただきましたコメントに、感謝いたします。
次の機会を楽しみにしています。
コメントありがとうございました。



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ブログ友達の輪 (ヒトリシズカ)
2020-03-24 04:50:35
kotsunagiさん

ブログ友達との楽しい山歩きは、楽しいお時間だったようです。

シカの害はかなり出ていますね。霧ケ峰高原でも電気柵をしてからは、ゼンテイカ=ニッコウキスゲが守られるようになりました。

佐久荒船公園は禁漁区なので、冬季はシカが100頭以上やってきます(夜でないと、シカはでてきません)。ササや木の皮を食べています。

草原でシカの糞だらけになる場所があります。

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シカによる食害 (kotsunagi567)
2020-03-24 20:20:35
ヒトリシズカさん、こんばんは。
このようなことがありますと、ブログを書いていて良かったと思います。
さて、シカによる食害は、このごろ顕著ですね。
霧ケ峰高原でのゼンテイカ=ニッコウキスゲにつきましては、ある年に八島湿原などを
歩いたときに、高原の緑の中にこの花による色付きがほとんど見えない体験をしました。
現在は、電気柵による保護がなされているとのことにて、そのときに落胆したことを
思い出しながら、ほっとしています。
佐久荒船公園では、大変なことになっていますね。
こちらでも、いつまでも残ってほしい草花が近くの山から姿を消し始めています。
コメントありがとうございました。
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