水辺に似合うサクラソウ科の花と言えば、クリンソウ(九輪草)になるだろう。日光・中禅寺湖の千手ヶ浜はクリンソウの群生地として著名である。ここでの画像は6年前(2009年)に撮ったものである。
水辺での折れた古木、倒木、緑が映える水面などが、クリンソウの群生地に野趣の雰囲気を与えていた。
長い花茎の先に輪生する花は水面に良く映える。
クリンソウは湿地を好んで生育する。自生種の花の色は赤(稀には白)であるとされている。
群生地ではそれ以外の色の花も咲いていた。それは自然交配によるものであろうか。
環境省・日光自然環境事務所がネットで公開しているスライド用資料「課題1 奥日光地域の外来植物 課題となっている植物の現状と経緯」には、ここでのクリンソウが外来植物である可能性及び自生植物である可能性についての詳しい説明がある。どちらかであるかは別として、このときも多くの人々が群生地を訪れていた。
水辺から離れた場所にて
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撮影:2009年6月上旬(そのときのRAW画像を再現像、2015年6月)。
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栃木県立日光自然博物館のホームページによると、千手ヶ浜のクリンソウが開花したとのことである(6月1日)。
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