雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

モスラの幼虫?

2014年09月17日 | 我が家の四季
父の七回忌で帰っていた娘が見つけました。
それは縁側に張ったグリーンカーテンの朝顔にいました。
上の右側の写真には三匹ほど写っていますが、わかりますか?

鈴なり状態で朝顔の葉を食べています。

探したら他にもたくさんいました。
大きくなると黄色の蝶にでもなるんだろうと思ったのですが・・
娘がネットで調べたところ、蝶ではなくエビガラスズメの幼虫だという。
エビガラスズメ?・・・どこかで聞いたような。
思い出しました。昨年10月7日のブログに書いたのですが、
洗濯物についていた古代生物か、小さなモスラかと思ったヤツ。

ネットの説明では、このあと脱皮を繰り返して土の中で蛹(サナギ)となって冬を越えるそうです。

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昨夜は曇っていたらフラット画像でも撮ろうと思っていたのですが、
中途半端に雲のむらがあり、結局ダーク画像の撮影を行いました。
なんと冷却しながら20分露光5枚で100分もかかりました。

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正味一時間足らずの検証結果(VC200L)

2014年09月15日 | 機材
昨夜(14日)は短い時間でしたが月が出る前に雲の切れ間があったので、
VC200Lのオートガイド精度の検証を行う事ができました。
より実戦に近いように、デジカメも冷却ONで「乾囲送兵衛」(乾燥空気送り込み)も装着して検証しました。
尚、前回記事で予告したように今回はVC200Lにレデューサーを装着し、合成焦点距離1,278mm(F6.4)としました。

検証の対象に選んだのは、ちょうど南中でほぼ真上に上った北アメリカ星雲。

結局10分露光で連続撮影を行ったのですが、5枚目で雲に覆われガイド中断となりました。
その後もチャンスをねらったのですが、常に雲に付きまとわれ、月も上ってきたので撤収しました。

その中からなんとか使えそうな6枚を無理やりコンポジットしたものです。
北アメリカ 星雲 (メキシコ半島付近) (はくちょう座)
撮影DATA: 2014/ 9/ 14 21:09’~ VixenVC200L + レデューサー(合成f=1,278mm F6.4
露出 10分×6枚コンポジット  ISO 1600 Cooled 60D (気温19℃ 冷却0℃?) LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7
*冷却デジカメの液晶温度計が電池切れで冷却温度不明
フラット画像もまだ無く、処理をしていないため、ゴミの影がそのまま残っています。
ちなみに写っている範囲は北アメリカ星雲のメキシコ半島部分になります。
背景画像は前にR200SS(f=800mm)で撮影したものです。

さて、肝心のオートガイド精度がどうだったのか・・ですが、
これは今回の10分露光の等倍のトリミング画像です。(画像クリックで全体画像を表示)
良く見ると星が上下(東西)方向にわずか長くなっています。
参考に、下はR200SSにx1.4のエクステンダー(合成f=1,120mm)での15分露光画像です。
(画像クリックで全体画像を表示)

カメラも同じで似たような焦点距離なのですが、レデューサーを付けてもVC200Lの星像が鋭い事がよくわかります。
その分、星のガイド流れはシビアにわかってしまいます。

幸いな事に、今回の10分露光4枚のガイドエラーを調べてみたところ
非常に精度の高いガイド結果得られました。(ラッキー!
1枚画像の星が丸くないのは、ガイドグラフが短い間隔で振れているためのようです。
レデューサーなしのf1800mmでも可能なガイド精度ですが、
今回は天頂付近の短時間の撮影だったため高度の変化、
つまり荷重の変化がなかったためガイドエラーが小さかったのかも知れません。

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とりあえず今回の検証結果にほっとしています。
短時間の検証でしたが、このままでも十分実用に
耐えるガイド精度が得られました。

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撮らぬ狸の皮算用 (VC200L)

2014年09月14日 | 機材
今日は朝からずっと秋晴れの快晴。
それなのに予報では夜は雲が出るという。(そんな馬鹿な!)
もっとも、まだ月が太く夜半前には昇ってくるので本格的な星雲・銀河の撮影は無理。

そこでポチったばかりのVC200Lを仮組みして、机上検討を行ってみました。
最大のポイントはR200SSと比較してガイド精度がどうなるのか? ということ。
R200SSでは親亀子亀方式に行き着いたが、VC200Lでは鏡筒バンドが使えず、ガイドスコープ並列に戻りそう。

左がR200SS、右がVC200L
たわみの元となる荷重は、R200SSではミラーと接眼部(カメラ)が鏡筒の両端に分かれるが、
VC200Lではミラーも接眼部(カメラ)も鏡筒の底に集中。
左がR200SS、右がVC200L
希望的推測では、荷重が集中している個所を支持するVC200Lの方が
筒のたわみが出にくいような・・。(そのかわり筒先が長く風には弱そう!)
更にVC200Lのアリ型はアリ溝にマッチしているのも好条件。
R200SSでは、鏡筒バンドのアリ型がアリ溝とマッチせず、鉄板を張り付けたりヤスリ掛けしたり・・)

左がR200SS、右がVC200L
赤緯方向のバランスは一見すると同じようですが、スライドプレートのバランスウエイトの有無で
わかるように、鏡筒重量はVC200Lは軽く6.6㎏しかありません。(R200SSは約8㎏)
当然、荷重が小さい事はたわみの軽減につながる事を期待します。

下図は以前R200SSをガイドスコープ並列で使用していたころの、ガイドデータです。
このデータ(f=1500mm)からは露光10分では星の流れの許容範囲を少しオーバーしています。
ましてVC200Lの焦点距離は1800mmで、暗くなるためより長時間の露光が必要。
そこで、安全を見越してレデューサー(合成f=1278mm)も購入しました。
左は直接焦点、右がレデューサー装着時
アンドロメダ銀河で写野角のちがいを比較してみたものです。(カメラはEOS60D)
  
( 背景はR200SSで2枚モザイクした画像の一部 )
左が直接焦点(f=1800mm)、右がレデューサー装着時(f=1278mm)

まもなく実際に検証する機会が訪れるかと思いますが、貴重な晴れ間を無駄にしないために
まずはレデューサーを装着して検証を行う予定です。

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正直なところ、実際の検証結果がどうなるか
まったく予想ができません。
期待と不安が入り混じっております。(ワクワク・ドキドキ)

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もう一つの中秋の名月

2014年09月12日 | 我が家の四季
中秋の名月はなんとか撮れたのですが、そのあとはまた異常気象で
雷雨などの天候に見舞われています。(北海道ではかなりの豪雨が)

そんなもので新しく仲間入りしたVC200Lの検証は先送りなのですが、
今回は名月つながりで、家内がかなりの自信作という
ちりめん細工の作品をご覧ください。

なるほど、2匹の兎は型紙を裏返しただけか・・、と思ったのですが、
よく見るとかたちが微妙にちがいます。敵もさるもの ・・(なんのこと)
( あとでじっくり見たらやっぱり裏返しただけでした。・・まぁいいか )

一応、天体写真を主なテーマとしていますのでちょっといじってみました。
著作権の侵害じゃぁ!・・・・家内


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今週は父の法事を控え、おまけに同期会の案内作成まで
なにかとあわただしいのですが、
月がまだ当分太いので落ち着いていられます。

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『中秋の名月』 2014

2014年09月09日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
きのう(8日)は夕方は雲に覆われていたものの
22時を回ったころから雲が切れ、月が顔を出しました。
前日も満月ちかい月を撮っているのですが、
中秋の名月』 という事で昨夜に続き、ポチッたばかりのVC200Lが再登場。
薄雲は残っているようで、ややオレンジがかった満月でした。

透明度は悪いものの、月の淵のゆらぎはそんなにひどくなかったため、
今回はVC200Lにcanonの1.4倍のエクステンダーをつけて撮る事に。
合成焦点距離は2,520mmとなり、4枚モザイクで各24枚づつ撮影。
 

 
( それぞれの1枚画像で、透明度が悪いため 眠たい画像になっています。)
これを例によって、AviStackでコンポジットし、マイクロソフトのI.C.Eでつないだものです。

中秋の名月 2014 
( 画像クリックで35%まで拡大できます )
撮影DATA: 2014/ 9/ 8 22:23~ Vixen VC200L+Canon1.4X(合成f=2,520mm F12.6) 露出 1/50秒×24枚×4モザイク 
ISO 100  KissX2(ノーマル)  EM-200USD赤道儀 AviStack
正確には満月の一日前という事で、東(左)側が欠けているのがわかります。

コペルニクスクレータ周辺を切り出してみました。(画像クリックで75%まで拡大表示)

一枚画像では冴えないものの、画像処理でなんとか見れるようになるという訳です。

昨年も中秋の名月を撮っています。
( * 画像ラベル中のISO1000は誤り、正しくは100 )
去年とは鏡筒もカメラも違うのですが、透明度と総画素数の差で昨年には及びませんでした。
去年の記事はこちら⇒

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今夜は満月でスーパームーンだそうです。
雲間の月くらいは撮れるんでしょうけど
そろそろ、星雲・銀河を狙う作戦の検討に入らなければ・・

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