コンペティブ
BMW M3
1987
デビッド・リチャーズのプロドライブ・BMW・M3
B・ベギンが軽量FRマシンで優勝
WRCはクワトロの登場で4WDが全盛となるが、
公道レース、オールターマックのコルスでは、
FF、FRが勝てる可能性がある。
ただし、ドライの場合ではあるが、、、
ウエットだと歯が立たない。
86年にグループBが廃止され、
87年からはグループA車両で戦われたが、
マツダ323やランチア・デルタなど、
4WD+ターボが主力であったが、
この年は、ここではFRが勝った。
1988
さらに翌年、軽量ハイパワーFRマシンが優勝する。
フォード・シエラ・RS・コスワース
キュルルルルル・・・という、独特のブローオフ音と
猛烈なバックファイアーの炎と爆発音
ツーリングカーでも活躍していたシエラを持ち込んだ。
ドライバーは、もちろんフランス人、
もちろん、ターマックスペシャリスト、
同じ年の、、、ディディエ・オリオール!!
sierra RS cosworth
若手のまだ髪がある彼は、WRC初優勝を果す。
もう1台は、やはり若手のカルロス・サインツが駆った。
彼は5位に終る。
この2人は、前年の87年も同じ体制でエントリーしている。
サインツ7位、オリオール8位と活躍していた。
後に2人ともチャンピオン・ドライバーになった。
また、この年のコルスにデビューしたマシンがある。
これまた、後にチャンピオンマシンとなり、
不思議に、2人に縁のあるマシンだ。
それは、CELICA GT-Four (ST165)
K・エリクソンのドライブで6位になっている。
それまで、FR+ターボというマシンで、
耐久色の強いイベントが主だったが、
デビュー戦にコルスを選んだのは、
スプリントを勝ちに行った証、トヨタは本気だったのだ。
つづく