世田谷区では今春から、教育特区の認定を受けて、全国初となる「日本語」の授業をスタートさせたそうだ。
(朝日新聞 5月2日の朝刊14版をご覧ください。)
朝日新聞の記事から、若井田教育長のことばを拾うと、
「覚えることは強制しない。響きやリズムを楽しんでもらいたい。心の中にいれておき、いずれ思い出してもらえればいい」
「国際化が進むからこそ、文化を理解し、自分の考えを表現できる人材が必要だ。(学力向上などに)一見、、遠回りかもしれないが、基本的な力を養うことが役立つ」
この「日本語」の授業は、評定はなしで、子どもたちの姿勢や努力を文章で評価するそうだ。
「評定をしない」という姿勢は、大変良いと思う。
また、あえて、遠回りになるかもしれない取り組みを覚悟の世田谷区の取り組みに声援を送りたい。
教育は、即効的な営みでなく、息の長い取り組みであることが感じられるのが楽しみである。