法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

世田谷区の新教科「日本語」の授業に期待をしたい。

2007年05月05日 22時18分29秒 | 日乗

世田谷区では今春から、教育特区の認定を受けて、全国初となる「日本語」の授業をスタートさせたそうだ。

(朝日新聞 5月2日の朝刊14版をご覧ください。)

朝日新聞の記事から、若井田教育長のことばを拾うと、

「覚えることは強制しない。響きやリズムを楽しんでもらいたい。心の中にいれておき、いずれ思い出してもらえればいい」

「国際化が進むからこそ、文化を理解し、自分の考えを表現できる人材が必要だ。(学力向上などに)一見、、遠回りかもしれないが、基本的な力を養うことが役立つ」

 

この「日本語」の授業は、評定はなしで、子どもたちの姿勢や努力を文章で評価するそうだ。

「評定をしない」という姿勢は、大変良いと思う。
また、あえて、遠回りになるかもしれない取り組みを覚悟の世田谷区の取り組みに声援を送りたい。

 

教育は、即効的な営みでなく、息の長い取り組みであることが感じられるのが楽しみである。

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「親学」に関連して

2007年05月05日 11時03分13秒 | 日乗

先月25日でしたか、教育再生会議で「『親学』に関する緊急提言」の概要がまとめられたそうだ。

提言の内容については、新聞・ラジジオ・テレビ等でも報道されているので皆さんもご存知でしょう。(下記をクリックしますと見られます)

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070426k0000m010157000c.html

 

私が見聞した報道は、ほとんどが「お上から、なぜこんなことまで言われなくてはならないのか!」といったものがほとんどでした。

私も、このような提言は、大きなお世話だと感じています。

まず、私は、諮問会議とか有識者会議とか専門家会議とか…政府がいわゆる学識経験者とか専門家を集める手法を信用していません。今回の、再生会議のメンバーの中に、どうして公立学校の教員が入っていないのかが不思議です。教育現場で毎日苦労している教員の意見が反映されない有識者会議の提言は、机上の空論であります。何よりも大事なことは、「現場第一主義」。

また、同じことを言われるにしても、「Aさんに言われば承知できるが、Bさんに言われたら不承知だ」といった心理学の初歩も分かっていないようですね。

「子守歌を聞かせ、母乳で育児を」
「親子で演劇など芸術を鑑賞を」
etc

大きなお世話ですよね。

このような、教育再生会議なら、即刻解散して税金の無駄遣いをやめてもらいたいものです。

 

そういえば、小泉前首相の時の“やらせのタウンミーティング”も、どのように責任を明確にできたのか、何か曖昧のまま…。

まず、国民のことをとやかく言う前に、政府や政治家、この日本のリーダー達が、自分の自己反省から進めないことには、「美しい日本」の実現は、夢幻かな?

 

 

 

 

 

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