法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

現代美術と先輩

2008年11月11日 21時44分47秒 | 日乗

九州から先輩が上京した。
先輩とは、江東区のE小学校で机を並べていた。
先輩は図工専科。私は高学年の担任をしていた。
お互いに若かったのと、職場に若い男性が多かったので、旅行に行ったり、飲んだり、軟式野球・卓球をしたり、麻雀をしたり…とよく遊んだことを思い出す。
は、先輩の影響もあり、この頃図工専科に変わることを考え始めたものだ。
先輩は、現代美術に取り組まれ、毎年、銀座の画廊で個展をした。
搬入の時などは借り出されブロックなどを運んだ。
退職されると九州に転居され、年に数度上京。一つは病院に通うこと、一つは画廊巡りが目的だそうだ。
時間があるときは一緒に一杯やるのを楽しみにしている。

今日、午後、先輩と銀座で待ち合わせ、現代美術を展示している画廊巡りをした。
このところ、画廊巡りをさぼっていたので、内心痛棒をいただいたものだ。

画廊巡りの後、住吉に移動して、先輩の行きつけの酒場で一杯やって先程帰宅した。

 

今回の上京で、川村美術館で開催されている《モーリス・ルイス》展が大変良かったと繰り返して話をされていた。
まだ出かけていない。
11月30日(日)が最終日だそうだ。近々出かけようと思う。

川村美術館  《モーリス・ルイス》展
http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/index.html

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智太郎さんからのコメント

2008年11月11日 20時58分46秒 | 日乗

〈くりのみ会〉に参加して下さっている智太郎さんから、ブログへコメントをいただきました。

《智太郎さんのコメント》
読書するには、その読み方が三通りあると聞く。 一つは、ただストーリーだけを追って読む。 二つには、時代的背景、社会情勢を考えながら読む。 三には、作者の思想、意図など、作者自身の人間を、洞察して読む。なかでも、とくに大事なのは三番目で、そうでないと、作品を十分に理解することはできない。 すべての著作は、これを読む人との対話であり、著者と読者との共同作品でもあると、自分は思う。

《私からのレスポンス》
智太郎さんこんばんは。
お久しぶりです。
読書には、読み方が三通りあるんですね。
了解です。
私の師匠も、三通りの読書法を提示していました。
参考までに…
①発散の読書
②教養の読書
③薫染の読書
中でも、薫染の読書を勧めれれていました。

三にちなんでの発展。
『臨床瑣談』の中にも、読書がらみではありませんが三がありました。
引用させていただきます。
診断とはレッテル貼りだという。ありうる誤解のために一言しておこう。T・S・エリオットは猫についての戯詩(邦訳、北村太郎『ふしぎ猫マキャヴィティ』)で、猫には三つの名があるという。世間通用の名、その猫の名、そして猫世界の名である。診断にも、それに似た三種がある。(少し省略しながら続けます)
①世間通用の猫の名
②その猫独自の名
③猫世界の名

患者のアイデンティティ(自己規定)が「何々病」「何々症」という精神科の病名や症状名になるのは悲劇的である。患者自身の自己評価に加わることが悲劇的なのである。「私は何々症です」には「きみは何々症そのものかね」「はぁ」「何々症が服を着てあるいているのかね」と応対したい。精神科医は、症状を無視するのではないが、面接の焦点は人柄に置きつづける努力が重要だろう。

 

智太郎さんのコメントに触発されて、「臨書瑣談」に引き戻されて、中井氏との対話を楽しんでいます。

コメント (2)
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