法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

「小人だな~」

2008年11月28日 22時33分34秒 | 日乗

写真:《太極拳》

仕事の帰りの地下鉄での出来事。
車内は、ほぼ満員に近い乗客であった。
三人席が空いた。
真ん中を明けて、私は右の席に、50年配のサラリーマンが左の席に座った。
次の駅に停車すると、浮浪者風の老人が乗車してきて、真ん中の空いた席に座った。
アルコールの臭いプンプン。顔は汚れ傷だらけで不衛生になったバンドエイドが数枚。衣服も汚れている。
その老人が空いた真ん中の席に坐ったとき、私は席を立とうかどうか内面戸惑っていた。

左席のサラリーマンは、すぐ席を立って、浮浪者を回避した。
その浮浪者は、真ん中の席に腰を下ろして、その後左の席に移動してまた真ん中の席は空いた。
次の駅も、次の次の駅でも乗客は増えるが、その浮浪者の回りを全ての乗客が回避していた。

こんな中で、若い頃聞いた、先輩の話を思い出していた。
その先輩は、当時、智慧遅れの子ども達の施設働いていた。
ある智慧遅れの子が、おしっこをコップに入れてその先輩に「ジュース」と言って迫ったそうだ。
先輩は、一瞬ためらったが、目をつぶって「美味しい」と飲んだそうだ。
私には、出来ないことである。

今日も、浮浪者が近づくと回避しようとする自分、アルコール臭いのに気持ち悪くなる自分。

年齢だけは重ねても、情けない「小人」でありまする。

 

◎写真は、朝10時頃、亀戸サンストリートでの「太極拳」。20名ほどの方が取り組  んでいた。これまで出会ったことがない風景なので、早速シャッターを切った。

 

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古舘牧子さんの色紙

2008年11月28日 22時02分32秒 | 日乗

写真:《古舘牧子さんの色紙》

11月21日のブログでも書いたことの続きです。

スクールカウンセラーの仕事でお世話になっているA小学校に、都教育委員会の方々と横綱審議委員のお一人の古舘牧子さんが訪問があったそうです。
その時の様子を、古舘牧子さんが「週刊朝日」の連載“暖簾にひじ鉄”に書いています。

で、その時の来校記念に、古舘さんが記念に色紙を書いてくださったそうです。

 

古舘さんの「色紙のことば」を拾わせてもらいました。

  二月の雪
  三月の風
  四月の雨が
  輝く五月を作る

 

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