元京都大学原子炉実験所助教だった小出裕章さんの、
定年退職してから初めての著書を読んでいます。
『原発と戦争を推し進める愚かな国、日本』
小出裕章著 毎日新聞出版 2015年9月15日発行 1400円(税別)
本書(おわりに)からの引文
「そして、安倍晋三首相率いる自民党は、再度戦争への道を敷こうとしています。戦前の治安維持法によってたくさんの人が虐殺されましたが、今また特定秘密保護法が制定され、国民の秘密を国家から守るのではなく、国家の秘密を国民から守る国になりました。これまでは武器輸出禁止三原則があったため、こそこそとやっていた武器輸出も解禁され、堂々と行えるようになりました。そして今、過半数の国民が反対し、安倍首相自身が説明不十分だと認めながら、戦争法案(安全保障関連法案)を数の力で成立させようとしています」
本書の発行が9月15日ですので、引文の最後は「成立させようとしています」となっていますが、ご承知のように「成立」してしまいました。
先程、TVニュースで、マレーシア・クアラルンプールで開催されている拡大東南アジア諸国連合国防相会議の報道を見ました。
ボクの素人勝手な理解ですが、大国間(アメリカと中国)のデキレースですね。
このデキレースのアメリカ側の一角に日本を引きずり込むために、安倍首相は特定秘密法案であり安保関連法案であり原発再稼働でありTPPの成立を急いだのでしょう。
そして、課題山積なのに臨時国会は開会しない…
アメリカも中国も日本も、原発を抱えているわけですから本格的な戦争はできないことは分かりきっています。
緊張を煽って、誰かが儲かる。誰かが戦争ごっこに名利をかけるという図です。
一方では国際的緊張を煽って、一方ではハロウィンを煽る。
このデキレースを裏で仕掛けている「国際的~村」があるのでしょうね。
そろそろ、「経済至上」を超える国際的な思想・潮流が必要ですね。
要は、「欲望を如何に超えるか!」
世尊の教えに学ぶ時代ですね。
イギリス・グラスゴーで開催された体操世界選手権から代表選手が帰国しました。
男子団体、37年ぶりの優勝は本当に嬉しいニュースでした。
金メダル3個の内村は、団体鉄棒では落下もありましたが、
若い白井や萱の活躍もあり見事な優勝でした。
オリンピックに向けて楽しみです。
ニュースでは、内村の鉄棒の時の英国スタンドの歓声等、
国際大会ではいろいろの妨害的(?)な出来事がおこりますね。
日刊ゲンダイWEB版によりますと、
国際体操連盟のスティーブ・ブッチャー男子技術委員長は、
予選のゆかで、内村が待たされたたのは、「通信器機のトラブル」と。
団体決勝・鉄棒での落下時の会場歓声は、
「得点表示の時機は中継権をもつテレビ局が決めた」と言い訳をしているそうです。