毎週、木曜日の午前、仏法の先輩の水◇さんのお宅にお見舞いに行きます。
水◇さんは、東大を卒業後、昔の電電公社に勤務。
公社では、総裁のお近くで公社経営のお仕事に参加されていました。
水◇さん、50歳の頃、仏教の勉強を始められ僧侶になりました。
当時は、一流のサラリーマンから僧籍に転身する方は見られませんでしたから、TVや雑誌でも紹介されたことがあります。
数年前に、病気になりベッドから離れることができなくなりました。
お宅が偶然ご近所だったので、お見舞いを・リハビリでお宅に伺ってご一緒に親鸞和讃をうたいました。
3年ほど前からは、病気が進行し、全くお話することができなくなりました。
そこで、奥様と80歳になるお姉さんとボクの三人で「正信偈」や「和讃」をうたい、ベッドの水◇さんに聴いてもらっています。
奥さん・お姉さん、声明(ショウミョウ)は全くの素人でしたが、ボクが先生役。
この頃は、随分と上達です。
奥さんは、水◇さんが使っていた「聖典」「声明本」等をテキストにしています。
ご主人の書き込みのたくさんある「聖典」「声明本」を手にして学びは、素敵な光景であります。
写真は、水◇さんが使っていた、法蔵館の「聖典」であります。