昨晩は、毎月一回、新小岩の専福寺様で開催される「十日会」に出かけました。
昨年は、武田寛宏師の『歎異抄』講義録をテキストにしていましたが、
本年からは、海法龍師の『苦悩の海をゆく』を読むことになりました。
昨晩の話し合いのテーマは、「各発」「共発」。
善導大師の観経疏玄義分の巻頭にある言葉です。
読み下しで記します。
道俗時衆等 各発無上心
生死甚難厭 仏法復難欣
共発金剛志 横超断四流
願入弥陀界 帰依合掌礼
親鸞聖人は、
「各発」は、「自力の菩提心」
「共発」は、「他力の菩提心」
ととらえているようです。
ボクは、
「各発」は、「独り」で
「共発」は、「グループ」で
ととらえたいと思います。
カウンセリングを下敷きにして考えますと、
「各発」は、「個人的なカウンセリング」
「共発」は、「集団的カウンセリング」「ワークショップ」「エンカウンターグループ」etc
をイメージします。
面白い課題ですので、しばらくあたためようと思います。