法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
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主宰者の《日乗》

親鸞さんの「自然法爾」と道元さんの「正法眼蔵・生死」

2020年09月04日 23時18分21秒 | zoom法音道場

本日(4日)のzoom法音道場。

一分間念仏、『歎異抄 六章』音読、井戸端でした。

井戸端では、
親鸞さんの「自然法爾章」
道元さんの「正法眼蔵・生死」
を音読しました。

道元さんの「正法眼蔵・生死」を記します。
宜しかったら、音読してください。

ただし心をもて、はかることなかれ、ことばをもていふことなかれ。
ただ、わが身をも、心をも、はなちわすれて、佛のいへになげいれて、
佛のかたよりおこなはれて、これにしたがひもてゆくとき、
ちからをもいれず、こころをもつひやさすして、
生死をはなれ佛となる。たれの人かこころにとどこほるべき。
佛になるに、いとやすいみちあり。
もろもろの悪をつくらず、生死に著するこころなく、
一切衆生のために、あわれみふかくして、かみをうやまい、
しもをあわれみ、よろづをいとふこころなく、
ねがうこころなくて心におもふことなく、うれふることなき、
これを佛となづく。またほかに、たづぬることなかれ。  

ボクは、仏教は素人。学者ではありません。
ただ、30年になる小さな学習会(カウンセリング研究会【くりのみ】)で、
「教行信証」「正法眼蔵」の音読を大事にしてきた老爺です。

一般に、
(親鸞さんは、他力。道元さんは、自力)と対立して理解し語る方が
多いように思います。

ボクは、親鸞さんも道元さんも、「本願力他力」のお方だと思います。
ですから、親鸞さんのお声も、道元さんのお声も、
わが心底の一カ所で響きます。


お仲間には、

念仏は、声のある坐禅
坐禅は、声のない念仏

とお伝えし、

各人の命終まで、

坐禅を継続する
念仏を継続する

とお伝えしています。
 

コメント
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