法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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コロナ禍の “いま”

2022年02月06日 22時05分17秒 | 日乗

 

記事は、本日の東京新聞『本音のコラム』。

ボクの結論を先に記しますと、
コロナ禍の “いま”。
取り組む課題は、《教育》だと確信しています。

もちろん、コロナ対策も経済対策も緊急対応が待ったなしです。
が、この国の将来は人材であり、崩壊した規律を取り戻すことだと思います。
残念なことですが、政界・経済界・マスコミといったところの規律がヨレヨレですよね。

コラムで前川氏は、教師の残業代のことを取り上げていますが、
ボクが心配しているのは、教師不足と若者が教師を志望しないこと。
前川氏は、その理由を長時間残業などの教師の過酷な勤務実態を指摘しています。
もちろんそのことも大きな理由のひとつではありますが、
もっと重大なことは教師に対する管理強化、職場環境の閉塞性にあると思います。

ボクが退職したのは20年も前になりますが、
その当時も、長時間残業など普通でした。
もちろん、上からの指示ではありません。教師一人一人の裁量によってです。
少数ではありましたが、退勤時間にきちっと帰宅する同僚もいました。
ただ、職場が《自由な雰囲気》に裏付けられていたように思います。
楽しかったですし、活気もありました。

そうそう、先日、石原元都知事がお亡くなりになりました。
ネットでは、その評価に関して批判合戦のようですが、
ボクの個人的な感想で言えば、
石原都知事時代から職場の管理体質が強化され、
教師間の雰囲気がギスギス、職場環境が悪くなりました。

話は飛びますが、
東京都は、都教育委員に米製薬大手ファイザーの日本法人執行役員の宮原京子氏を起用する由。
氏は、経済同友会の教育改革委員会副委員長や
文科省のデジタル教科書に関する検討会議の委員もつとめたので、
コロナ時代でもあり教育分野でも造詣が深いとのことでの起用なのでしょう。
ただ、ボクはこの人事???です。

安倍政権による教育改革、
石原都政から小池都政における都の教育、
どうみても失敗です。

ことは簡単です。
若者(大学生)が、
教員になりたいなー
官僚になりたいなー
と思えるような “雰囲気”を実現すること、魅力的な仕事にすることでしょう。
上意下達の管理教育。政権の尻ぬぐいに奔走する官僚組織。
たとえ退職後の天下りが保証されても、若者は魅力と感じないでしょう。

金と待遇だけでは、ヒトは動きません。


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