午前中、テニス・スクール。
その足で銀座に出て、「シネスイッチ銀座」で上映中の二本を見てきました。
『再会の奈良』
日中合作の作品。
日本に暮らす孫娘を頼って、中国残留児の養女を探しにおばあちゃんがやってくる。
孫娘がアルバイトをしていた居酒屋で客の元警察官と知り合いになる。
奈良・御所を舞台に、不思議な縁の三人が中国残留孤児捜しの心温まるストーリー。
マア、奈良・御所の景色が美しいが、物語としては退屈。
ただ、個人的には、
ボクが新任教師だった頃、
東京で最初に帰国子女を受けいれた学校でその頃のことを思い出す。
4人の帰国子女の担任をした。
卒業後会うこともなくなってしまったが元気にしていることか?
『夢みる小学校』
30年前から「体験型学習」を実践している先進的な学校。
「きのくに子どもの村学園」です。
現在は、
かつやま子どもの村小中学校
南アルプス子どもの村小中学校
北九州子どもの村小中学校
ながさき東そのぎ子どもの村小中学校
きのくに国際高等専修学校
があるようです。
何はともあれ、子どもたちがのびのびしていて素敵であある。
この学校は、子どもが「楽しく」過ごすのが眼目。
校則も、テストも、通知表も、「先生」もいないユニークな学校。
この映画について、朝日新聞DIGITALで紹介されていますのでご覧下さい。
校長は、堀真一郎氏。
元大阪市立大学教授。
A・Sニールの「サマーヒル・スクール」をモデルとした学校を目指しているようです。
ご自身でも、ニールの翻訳多数あるようです。
ボクも、若い頃、霜田静志訳で『ニール著作集』を読んで学級経営のヒントにしていました。(冷や汗・笑・昔のことです)
ぜひ、現場の先生方や、大勢の保護者の皆さんにお勧め!
文科省や規則にしばられた昨今の管理教育では、
ひとりひとりの自立は期待できません。
映画の中で、
文化人類学者の辻信一氏のことば。
日本人・日本の学生はとにかく質問をしない。
アメリカでは、相手が喋っている最中にも関わらずどんどん質問をする。
しかし、子どもの村学園の卒業生は異常なほど質問すると。
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