法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
ZOOM法音道場のご案内
主宰者の《日乗》

里村専精師「浄土真宗にようこそ」No136

2022年07月16日 22時31分41秒 | 里村専精師の言葉

月のカウンセリング研究会【くりのみ】ご案内

◇7月23日(土)午前10時~12時
   親鸞とカウンセリングコース 『教行信証』音読&井戸端
 →会場:「タワーホール船堀」 会費:500円

◇7月29日(金) 午後6時30分~8時30分
  道元とカウンセリングコース 『正法眼蔵』講義&坐禅
  講師:駒澤大学教授 石井清純先生
 →会場:「タワーホール船堀」 会費:1000円

◆zoom法音道場も開講しています。


里村専精師
「浄土真宗にようこそ」No136をお届けします。

曽我量深という先生は、画期的な人でした。
しかしながら、清沢満之との最初の出遇いは精神主義への疑念でした。
結局、精神主義に大切な意義を見いだされて満之を師と仰ぎます。
が、その精神主義を、曽我量深は一層深めるのでした。
精神という名のもとに、曽我先生は世親菩薩の学びを引き受けます。
本願の三心を、阿頼耶識によって掘り当てます。
世親菩薩も画期的でしたが、曽我量深も画期的です。
単なる精神主義では、世間の域を出られません。
仏道は、出世間の大道なのです。
「無量寿経」の「願生偈」を書いた世親。
あれは世親が書くはずがない、とまで言う人がいます。
けど、それは世親でなければ書けないものなのです。


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