レッツゴー!花輪ジロー!

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不祥事~池井戸潤

2011-06-18 | Book

池井戸潤の「不祥事」を読んだ。メガバンクである東京第一銀行を舞台にした作品。

主人公は調査役の相馬健と相棒の狂咲こと、花咲舞。狂咲舞がええ味出している。調査役の仕事は問題のある支店に出向いて問題を解決をするのが仕事。さすが大手銀行だけあって、いろんな人材がいるねえ。最後のパートは痛快。銀行の窓口係りの仕事って、現金扱うだけあって結構神経すり減らす仕事みたい。

元銀行マンが書いた作品だけあってリアルだ。元銀行員の小説家というと江上剛が思い浮かぶけど、池井戸氏もかなりの作品を世に送り出しているようだ。


難しい話は出てこないので数日で読める


すべての銀行がこういう環境ではないと思うけど、銀行というところは陰湿な職場だね。メガバンクともなれば一流大学出揃いで、人生で挫折を知らないエリート揃い。嫌がでも出世レースに乗らなくてはならず、負ければプライドは傷つけられる。うつ病や、やる気をなくしたり、あげくの果てにギャンブル、酒で身を持ち崩し横領したりする人もいるらしい。

名もない中小企業勤めで良かったのかも・・・。この10月で勤続20年だ。

 

コメント
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