***フロント周り前半***
まずはフロントフォーク周りをオーバーホールする。
取り外したフロントフォークは、逆さまに放置して・・・
まぁ、フロント周りの分解はたいしたことはないので、ちゃっちゃと作業は進んだんだけど・・・
センター部分のナットが緩まない?
思いっきり締めたんだろうか?
ステムベアリングのオーバーホールが必要と判断したのも、ステアリングの操作が重く感じたから。
左いっぱいなんて、かわいそうで切れないくらいだった。
もちろん、緩めないと先へは進めないので緩めたけど、フロント周りが外れているので気を遣うんだよね。
ボールレースは、想像通り痛みがひどかった。
グリスを見る限りメンテナンス歴があるみたいだけど、念のためボールも新品に交換した。
ボールレースも打ち直した。
前半はこんな感じで終了!
intermission
***フロント周り後半***
正確には翌日なんだけどね!
一晩逆さまになってもらっていたので、例の芳醇な香りの液体は触らなくてすんだ。
出てきたオイルは真っ黒だったんだけど、微妙に透明度が残っている赤い液体も混ざっていた。
もしかして上から足したんだろうか?
ここで、問い合わせの多い、フロントフォークの分解手順なんぞを・・・
僕は、メッキリング部分を万力にはさんで、固定して作業を行っている。
「メッキのリングが変形しませんか?」って言われるけど、「変形しない程度にはさんでください」って答えている。
まぁ、そう簡単には変形しないと思うけどね。
もちろん傷が付かないように、ラバー等を巻きつけるんだよ!
僕は、昔買った水道用のホースを愛用している。
入手しやすいし肉厚なので、傷が付きにくいと思う。
アウターケース側は、アクスル部分をモンキーで回している。
シャフト穴に棒を突っ込んで回すと、アクスルの穴が変形するので、絶対にやらないこと!
特に左側(HS1で)は、注意すること!
分解したフロントフォーク!
メッキの痛みは、ほとんど・・・いや、全くない綺麗な状態だった。
フロントブレーキを確認したら、ブレーキシューのライニングがはがれかかっていた。
爪で持ち上げただけで簡単に隙間ができるくらいだったので、危険な状態だったんではないだろうか?
と言うことで、フロント周りのメンテナンスは終了!
あれ?
破れてたフォークブーツは、例の社外品に交換して組み上げちゃった。