セルモーターが付いているので、当然と言えば当然なんだが、C72君には重要な部品が欠落していた。
セルモーターの回転をクランクに伝える重要な部品である、ワンウエイクラッチな無かった。
写真右側のドリブンスプロケットはあったんだが、なぜかクラッチ周りの部品が丸ごと入っていない。
もちろん自然に外れてしまうことも、磨耗してなくなってしまうことも無い。
いつの時点かは不明だけど、人為的に摘出されたことになる。
これが、意外と面倒な作業で、発電機の回転子を外さないとアクセスできない場所だったりする。
この状態にするには・・・
右側マフラーを外す
右側ステップを外す
右側ケースカバーを外す
回転子を外す
これでやっと作業できるようになる。
なんとなくいつものクセで、オイルシールを確認しちゃうんだけど、部品が無いので交換できないんだよね。
ワンウエイクラッチ周りの部品を組み込んで・・・
物凄くエンジン始動が楽になった!
C72やC77って、プライマリーキックぢゃぁなかったりする。
つまり
エンジンが止まるとニュートラルにしてから出ないとキックスターターが空回りしちゃう。
先日の作業で、メチャクチャ始動性が良くなったので、ちょっちボタンを押すだけで、プルンってエンジン始動!
ワンウエイ内のローラーも新品にして、キチンとグリスアップしたので、始動性は見事に良くなった。
なんだか、60年代の車両とは思えない感じ?
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