娘がかよっているピアノ教室。
「教室」って言っていいのかなあ、と迷うのです。もちろん教えてくださる先生は、ちゃんとピアノが弾けるちゃんとした先生。でも、先生として存在するずっと前から、夫の大学時代の同級生で、たまたま、うちから徒歩10分くらいの場所に住んでいた方なのです。
夫は、娘が生まれた時から、「いつかピアノを」と思っていたらしく。私のほうは、自分自身のピアノとの苦い思い出が邪魔をして、自分から習いたい、ピアノを弾きたいと娘が言い出すまでは、ひたすら待つべきだと、思っていました。
夫と私と娘の「思っていること」がなんとなく一致してきたのが今年の2月頃。始めるならまだ遅くないよ、とその「先生」が言ってくれたこともあって、お世話になることに決めました。
そうして始まった「ピアノな時間」。
お教室は、先生のお住まいの、マンションのリビングルームです。ほとんど部屋いっぱいに置かれているグランドピアノ。その脇には小さな木の丸テーブルと椅子が3脚。(小さい子用のもいれると4脚ですが、どれも皆ちがう形)バンドをやってらっしゃるという先生の御主人のものなのか、キーボードが何台もあって、その奥には、古い(昔私のおばあちゃんが使っていたような)和箪笥が置かれています。
そんな部屋の中で聞くピアノの音は、すごく簡単なバイエルの練習曲なのに、とても澄んだ音色で響きます。
やっぱりグランドピアノの音はちがうのかなあ、と思いながら娘がレッスン受けている間の30分間、私は持ってきた本を広げます。それは、次に読み聞かせしようと思っている絵本だったり、 「北欧の道具と暮らしたい」だったり、読み忘れていたのを思い出して買った、村上春樹氏エッセイの文庫本だったり、図書館で借りた川上弘美氏の小説だったり。 たった30分弱のその時間が、とてもいとおしいひとときになっています。
「教室」って言っていいのかなあ、と迷うのです。もちろん教えてくださる先生は、ちゃんとピアノが弾けるちゃんとした先生。でも、先生として存在するずっと前から、夫の大学時代の同級生で、たまたま、うちから徒歩10分くらいの場所に住んでいた方なのです。
夫は、娘が生まれた時から、「いつかピアノを」と思っていたらしく。私のほうは、自分自身のピアノとの苦い思い出が邪魔をして、自分から習いたい、ピアノを弾きたいと娘が言い出すまでは、ひたすら待つべきだと、思っていました。
夫と私と娘の「思っていること」がなんとなく一致してきたのが今年の2月頃。始めるならまだ遅くないよ、とその「先生」が言ってくれたこともあって、お世話になることに決めました。
そうして始まった「ピアノな時間」。
お教室は、先生のお住まいの、マンションのリビングルームです。ほとんど部屋いっぱいに置かれているグランドピアノ。その脇には小さな木の丸テーブルと椅子が3脚。(小さい子用のもいれると4脚ですが、どれも皆ちがう形)バンドをやってらっしゃるという先生の御主人のものなのか、キーボードが何台もあって、その奥には、古い(昔私のおばあちゃんが使っていたような)和箪笥が置かれています。
そんな部屋の中で聞くピアノの音は、すごく簡単なバイエルの練習曲なのに、とても澄んだ音色で響きます。
やっぱりグランドピアノの音はちがうのかなあ、と思いながら娘がレッスン受けている間の30分間、私は持ってきた本を広げます。それは、次に読み聞かせしようと思っている絵本だったり、 「北欧の道具と暮らしたい」だったり、読み忘れていたのを思い出して買った、村上春樹氏エッセイの文庫本だったり、図書館で借りた川上弘美氏の小説だったり。 たった30分弱のその時間が、とてもいとおしいひとときになっています。