本でも映画でも、ノンフィクションよりは、作られたお話の方が
断然好きなのですが、先日の「ハーブ&ドロシー」に続き、この映画も、
ドキュメンタリーにもかかわらず、とても好きな映画になりました。
ビル・カニンガム&ニューヨーク
ニューヨークのファッションを撮るカメラマンの映画?
いま自分が居るところとは違うからあまり興味が持てないし‥と
思うかもしれませんが、そのカメラマンは80歳を過ぎていて、
雨ガッパが破れたら、テープで補修して着るような人だったら?
最初のイメージを覆され、心の中にはじんわりと
あたたかいものがうまれ、私も私の場所でがんばろうと、最後には
自然の思えてくるのです。
最初に、ABOUT BILL を読んで、次にBILL'S WORDS を読んで、
それで予告編を観たら、きっと映画館でみてみたくなると思いますよ。
ちなみに私が好きなビルのことばは‥
自由より 価値があるものなんか ないよ と、
着る女性がいない 服には興味がない です。
(6月1日土曜日、浦和パルコ内ユナイテッドシネマにて)
5月24日(金曜日)は、読み聞かせボランティア、2回目の当番の日でした。
行ったのは4年生のクラス。↓の2冊を読みました。
『ランパンパン』
表紙はみたことありましたが、教室で読むのも、自分でちゃんと読むのも
今回が初めてでした。
王様におくさんを連れていかれたクロドリはいかりくるって、王様の宮殿
めざして出かけます。その時の「武装」がすごいです‥。
とがったとげの刀をこしにさし、
カエルの皮をたてにして、
クルミのからでかぶとを作り、
のこり半分に皮をはって、
たたかいのたいこにした。
そして、ランパンパン、ランパンパン、ランパンパンパンパン。
とたいこをたたきながら行進していくうちに、王様を殺されたねこに
出会い、一緒に行きたいと言うねこに「ぼくの耳のなかにお入りよ」と
言うのです。
その後、ありの群れや、木の枝、なんと川!までも、耳の中に入れて
しまうあたり、さすがインド民話、スケールが大きいなあと思います・笑。
全部で10分近くあるお話なので、教室での読み聞かせには長いかなーと
思いましたが、ランパンパン、のリズムが楽しいのと、耳の中に入っていた
ものたちの「活躍」がおもしろいと思ったので、初めて読んでみました。
聴いている時は、みな真剣ですが、目が光っていたので、お話を気にいって
くれたのかなーと思っていたら、後日談でこんなことを知りました。
そのクラスに読み聞かせ仲間のお子さんが居て‥その日帰宅するなり
「ランパンパン、すっごくおもしろかった。お母さんもあの本、次に読めばいいのに」
って、言ったそうなんです。
休み時間に、みんなでランパンパン、ランパンパン、って口ずさんでいたとも
担任の先生が記録ノートに書いてくださいました。
そんなふうに楽しんでもらえると、やっぱり嬉しいですねー。
もう1冊の「くうき」は、5月になるとなんとなく読みたくなります。