昨年秋から始まった、連続テレビドラマ「ごちそうさん」。
朝の時間帯に半年通して見続けるのは、「おしん」以来なので
どうかなー、フォローしていかれるかなと思っていましたが、
最後まで「皆勤賞」で行かれそうです。
いろんな「うまみ」がぎゅっとつまったドラマだなと思い、
それぞれの役を演じる俳優さん女優さんも皆魅力的で、残り10回
くらいの展開がとても楽しみなのですが、終盤にきて一番思っているのは
主人公のめ似子と、私の祖母はほぼ同じ年齢なんだ、ということです。
たしかドラマが始まった時もそう思って。
でも、め似子が女学校に行き始めた頃から、うちのおばあちゃんには
こんな「ハイカラさん」時代はなかったんじゃないか、と思い
心の中で比べることをやめたのでしたが。
終戦後の食べ物に困っているここ数週を観ていたら、またおばあちゃんの
ことが妙に思い出されてきて…。
特に進駐軍に、理不尽さのすべてを重ね、負の気持ちをぶつけていくところに、
幼い時に聞いたおばあちゃんの繰り言を思い出しました。
明治に生まれ、関東大震災も、太平洋戦争も経験し、その間に何人もの
子どもを産み、育て、働いて働いて…。
そういうたくさんのめ似子や、おばあちゃんの「続き」に自分も居るの
だということ、忘れないでいようと思うのでした。