音楽の喜び フルートとともに

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できなかったこと

2011-08-12 21:34:24 | Weblog

仁寺洞(インサドン)は仏教のお寺の門前通りです。韓国の時代劇ドラマを良く見るというと、「インサドンへ行けばいいですよ。」とRさんが教えてくれました。
韓国といえば、儒教の国と言うイメージですが、仏教を信奉する王や王妃もいたり、大半は儒教にのっとって、ある儀式だけは仏教と言うようなことが昔からあったそうです。ここは、骨董品や、お土産品、ファンシーグッズが集まっている通りで、若い女性があふれていました。ここは人気のグッズ店がたくさん集まっている建物です。
私も真鍮を加工したト音記号を買いました。


Dさんの奥様が勧めてくださった精進料理の具財と、お店。
辛いものが苦手な私を気遣ってくれたのかも。時間の都合で食べられなかったのすが、とても癒される空間でした。次に韓国に行く理由が一つ見つかりました。


できたことや、わかったとおもったことより、できなかっことや、わからないことが、心に残るというのは、本当です。

後、休館日でいけなかった、故宮博物館と、昌徳宮。

フルートで言えば、本番で42度の熱を出して割愛してしか吹けなかった
シューベルトの「しぼめる花」。
あがってしまって、息がつづかなかったプロコフィエフ。
最後までスタミナが続かず、盛り上がらなかったジャン・ド・ネビル。他にもいっぱい。

結局、この失敗の山が、あきらめることを赦さないのかも。
今なら、もっとましな演奏ができるかも、いや、後もうちょっと練習したら…。
明日はできるかも、来年になったら、3年経ったら…。
なんてね。








手をつなぐレッスン

2011-08-12 00:05:51 | レクチャー、マスタークラス

サムゲタンは鶏を一匹丸々使います。背中を開けて内臓を出し、中におこわ、ナツメ、栗などを入れて煮込みます。チャングムの王様が食べていたものです。
味つけはなく、薬味が出てきて好きなものをつけて頂きます。薬味は塩以外は、全て唐辛子が入っています。
唐辛子にも種類があるみたいですが、残念なことに私の舌は日本のカレーの中辛までしか受け付けません。塩は精製してなく、これだけでもとてもおいしいかったです。


ちょっとした実験。というのを昨日の講習でしました。
講師に、手をつかまれたメンバーが手を離そうとしたら一生懸命離そうとしても離すことができません。ところが、逆に講師をつかんだメンバーの手はそんなに力を入れた様子は無いのに、簡単に離れてしまいました。

「対立しているから、緊張してつかまれたら相手の手しかみていないでしょう?
自分と相手と遊んでいるとずっとつかんでいることもできるし離れることもできます。」

次に、片手の親指と人差し指をつけて丸をつくり、もう片手をその輪に通し同じ形をつくります。
それを思い切り力強く引きます。
次に、片手だけ引っ張る。

どちらも、続かそうと思うと、疲れてしまいます。

では、120%の力で、引き合ったら?強すぎず弱すぎず。120%。

いつまでも、その手を上げていられます。

「これが、
「手をつなぐ」ということ。自分と自分であったり、自分と相手であっても同じです。」

支えあったり、遊んだり、連携したりするときには常に120%で手をつなぐといいそうです。

早速、フルートを演奏する時にも、試してみました。
弱すぎると支えることができず、強すぎるとすぐ疲れます。
120%で持つと思うと、いくらでも持っていられます。そして、フルートも良く鳴るような気がします。
軽く持つ、緊張無く、しっかり支えるなどいろいろな言われ方をしてきましたが、今回が体をやってからなので、一番良くわかる気がします。

午後はピアノのSさんとアンサンブル。
Sさんとのお付き合いも、もう十年を越しました。
私たちの関係は120%以下?以上?ちょうど良いくらい?
演奏は手をつなぎあって保っている?