音楽の喜び フルートとともに

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肩甲骨と、演奏の関係

2012-10-19 21:19:24 | フルートレッスン

今日の実験は、やわらかい体のまま吹くこと。
メルカダンテのコンチェルトEminorを初見で吹いてみます。
今日見るのは、吹きながら、体が柔らかいか?不自然な固さがないか?

吹いていくにつれて、首と、肩の付け根に少し固さがあります。顎関節から、あごの骨、首に向かって、緊張が広がっていき、複雑な早いフレーズになるとそれがピークになります。
吹きながらどんどん緊張が連鎖していくことがわかります。

一曲吹くと、うつぶせに寝て、肘を床につけて、二の腕を垂直に立てます。
ゆっくり、左右の肩を交代に床に近づけます。次に、肩はそのままで、脊椎を床に近づけます。
それを20回ほどしたら、今度は、手のひらを耳の横で床につけ、腕を立て、足をゆっくり床の上から離れないようにして、腕のほうに近づけていきます。
それと同時に首は足を見るように曲げていきます。わにが歩くような格好です。
20回。

床にうつぶせに寝て、どちらかの頬を床に着け、両手のひらで、顎と首のあたりを包むように軽く押さえます。膝から足首を垂直に立て、膝を曲げたままゆっくりと左右に振ります。

とっても気持ちよくて、リラックスできます。

それから、また立ち上がってフルートを吹きます。
今度はドヴィエンヌのコンチェルト第六番。

初めはいい感じ。息がたくさん入り、音がさっきと全然違ってどんどん伸びる感じです。
それでも、1ページ終わるまでに、舌の筋肉が固まってきているのに気が付きます。
口を縦に大きく開いてみると、少し塊が解けます。
途中で止めてまた、肩甲骨と首の運動。

それから、ドヴィエンヌの続き。

繰り返すうちに、どこから力が入り始めるのかわかってきます。
久しぶりにゆっくり自分の体と、対話することができました。
できるだけ、こういう時間を取りたいです。