夫が台湾から戻ってきました。
年末のプレゼントはやはりカレンダー。しかし、すごいシュールな絵柄。左端に金玉満堂(きんぎょくまんどう)の文字。家の中に金銀財宝が満ちるという意味で、台湾の縁起物ださそうです。
何か懐かしい感じがするのは、祖母のうちにあったえべっさんと大黒さまの対いの大きな面にこのおじさまのお顔がそっくり。
私は子どもの頃、あのお面が怖くて、飾ってある部屋に一人では入れなかった。
それなのに、泊ったら、その部屋を通らないとトイレにいけなかった。何度もおもらし。叔母に嫌がられた。「なぜ?」と聞かれたので、「あのお面が怖い。」と言ったら、笑われたけれど、叔母の目は怒って見えてお面より怖かった。
以来、お面を見ないようにして、走って部屋を駆け抜けることにしました。
時々、失敗して途中で足がすくんで固まってましたが。
いつの頃からか、平気になってました。
その家も、今は無く。あのお面はどうしたかしら?
もともと、商売の家ではなかったのに、誰が買ってきたのかな?
現世の富を求めるのは世界共通。
台湾だけでなく、中国でも、ベトナムでも同じテーマの縁起物があるそうです。
日本もアジアの一員だったんだなぁと気づかされます。