薔薇マチルダ、福山のおもちゃ美術館で 貰ってきて 3年 。
今年は 冬に 落ちた葉が 回復せず、もう花は咲かないな…と思っていたら 咲きました 。ちょっと病気ですが、 咲いてくれて 嬉しいです。ありがとう!
今日は 歯科検診に行ってきました 近所の歯医者さんで半年に一回受けています。
歯は弱いので もうボロボロですが 半年前に比べたら 現状維持でした。
「 いいケアされてますね。 歯茎 も 前に 比べたらしまってますよ。」 先生にこやかに言ってくれました 。
心配がなくなったところで練習。
休憩に今市子さんの百鬼夜行抄27巻。
mさんが貸してくれました。
この本を読むと、 なぜか 安心します。
人の すぐそばにいる 化け物や魔物たちに 翻弄されたり時には退治したりする 主人公 とそばで 生きながら 全く見えない母と祖母。
親族の人たちも 感じる能力が少しずつ違って持っていますが、魔物と付き合う 距離感も それぞれに 違います。
私はその距離感がおもしろい。
一番おもしろいのは 主人公の父 実は数年前に 亡くなってしまいました。
しかし その体に 青 嵐 と言う 竜の魔物を取り付かせて、 体だけは死なずにこの世に残っているのです。
それを知っているのは 主人公の 息子 だけです。
明らかに おかしいのにその父を母は 当たり前のように受け入れています。
母には 不思議な能力もなく 魔物は見えませんが 底知れない包容力で 現実を受け入れています。
一度青 嵐 が抜け出て 父の体が死にそうになった時には 本当に悲しみます。 そして戻って 生き返ったらそのことを 普通に喜んでいます。
地に足がついていると言うか、生活をしている人の強さと言うか。
魔物には この母は全くやられません。
どんな形になっても父のことを 受け入れているのです。
なんだかうちの父も 長年生きてきた 知識や知恵も 家族の名前も全部忘れて違う人のようです。
でも一緒にご飯を食べて 着替えさせて車椅子を押したり 寝かせたり していると やっぱり 父は父だし 愛着もあります。
ご飯を たくさん食べる父を見ていると 青嵐に乗っ取られているだけ と思えて なんだか おかしくも思えて来るのです。
それがこの物語の 持っている 力かもしれません。