1973年作品。これは初見。
有吉佐和子原作、松山善三脚本、豊田四郎演出。
この三つが素晴らしい。
私も、身内で痴呆症を患った人の介護を見たので、見につまされる。
今では、介護保険や、介護環境がととのい、ある程度は状況が改善されてはいるもの、この問題は、今後もなくならない、深刻な問題だ。
妻の死を契機にぼけていった老人。その死までを様々なエピソードでつないで温かい目線で老人を描いている。
まだ、60前の年齢でこの役を演じた森繁久彌の演技に感心する。
最初は、元気で色々迷惑をかけるが、進んでいくと、体も弱り、徐々に赤ちゃん返りをする。
そして、息子の嫁にすがる姿は、母にすがる赤ん坊であり、
最初、困っていた嫁も、死後老人のことを思い出し涙を流す。
この嫁を高峰秀子が演じ、最初は、歩きながら大あくびをするなど、だらしない女を演じ、徐々に老人とのコムニケがすすみ、すばらしい演技となる。
若い人には、ちょっと面白くない映画だろうが、これはやはり、身近に介護する人を抱える世代には身につまされる映画だ。
有吉佐和子原作、松山善三脚本、豊田四郎演出。
この三つが素晴らしい。
私も、身内で痴呆症を患った人の介護を見たので、見につまされる。
今では、介護保険や、介護環境がととのい、ある程度は状況が改善されてはいるもの、この問題は、今後もなくならない、深刻な問題だ。
妻の死を契機にぼけていった老人。その死までを様々なエピソードでつないで温かい目線で老人を描いている。
まだ、60前の年齢でこの役を演じた森繁久彌の演技に感心する。
最初は、元気で色々迷惑をかけるが、進んでいくと、体も弱り、徐々に赤ちゃん返りをする。
そして、息子の嫁にすがる姿は、母にすがる赤ん坊であり、
最初、困っていた嫁も、死後老人のことを思い出し涙を流す。
この嫁を高峰秀子が演じ、最初は、歩きながら大あくびをするなど、だらしない女を演じ、徐々に老人とのコムニケがすすみ、すばらしい演技となる。
若い人には、ちょっと面白くない映画だろうが、これはやはり、身近に介護する人を抱える世代には身につまされる映画だ。