ひろの映画見たまま

映画にワクワク

東野圭吾原作の「麒麟の翼」

2012-02-03 18:12:28 | 日本映画
この映画の原作は読まないで出かけた。

一応ミステリーだが、謎解き的な部分が少なく、むしろ家庭ドラマだ。

東京日本橋、麒麟像のあるところで、胸を刺された男が倒れていた。男は、近くの地下道で刺されて麒麟像の所へたどり着き息絶えた。

お巡りさんが発見、すぐ警察が対応。一方、その近くで、暗闇に隠れていた男を警察が発見、追いかけられ男は車にはねられ瀕死の重傷。

警察が捜査に動き出す。

この映画は、東野圭吾の新参者シーリーズで、警察ものだ。日本橋署の刑事加賀恭一郎の図抜けた捜査能力が焦点だ。

警察本体は、重傷を負った男が、以前勤めていた会社に不満を持ち殺したとして捜査。だが、加賀は別の線を疑りだす。

日本橋、人形町、水天宮など、土地に根差した物語だ。

登場人物が少ないので、犯人像は、なんとなく推測できるが、やはり事件が明らかにならないと全体像はわからない。

その点うまく描かれ、原作、脚本、演出がうまくかみ合った作品といえる。

被害者家族の父子の関係、被疑者の男女関係、そして学校関係と、様々な人間関係が絡み合う、ヒューマンドラマだ。

おまけは刑事加賀の父子関係だ。
コメント
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