ひろの映画見たまま

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NHK山田洋次が選んだ日本映画100選 渋谷実の「本日休診」

2012-02-13 19:20:21 | 日本映画
1952年作品。

息子を戦争で亡くし、甥に病院を継がせている八雲先生。

三雲病院が再出発して、1年目の記念日、休診にして、院長と看護婦たちが出かけたあと、昼寝のつもりが、次から次へと病人が駆けつけ、ひとのいい先生は、みんな引き受けて大忙し。

出産の手当てとか、やくざが指を切るので麻酔しろだとか、強姦された女の手当てとか、町医者にしてはけっこういろいろたいへんだ。

その日の診療から尾を引いて、いろんな人たちの人生が繰り広げられる。

まあ、病院を中心とした、人生模様というところか。ハートフルな人情喜劇だ。医者としての教訓があったり、人生を語ってくれる。

中で、特異なのは、戦争帰りの将校で、精神を病んだ男の物語。いろんなところでからんできて、戦場へと引き込んでいく。これが、戦争批判になっている。

後の大女優や男優の若かりし頃の演技が見られるのが貴重だ。





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