おススメ度 ☆☆☆☆☆
原爆被害者の写真を撮り始めて、被写体に執拗に食い下がる、写真の鬼となった福島菊次郎、90歳。
彼と彼の作品を紐解き、日本の嘘を暴いていく。
こんな写真が福島さんの写真だったのかと改めて、その鋭い観察眼に感服する。
それでいて、いつも日本の直面する問題を庶民の側から眺め、ニッポンを告発する。
一時は、自衛隊など触れてはいけない分野に分け入り、自身も命を狙われ、家を焼かれたという。その反骨精神。
現代の最もピュアな原発事故でも早速被災地へ出かけて行っている。
そんな彼の今の日常(それは90歳のじいさんの地味な生活だが)と彼の来し方の写真の解説とを織り交ぜて、写真の力を改めて考えさせてくれる。
時には、ヌーディストを撮ったり、恋人と無人島で生活したりと、ちょっと並はずれたところがあるが、これも愛嬌。
もしまだ、90歳で現役を続けられたら、この日本の閉塞した状態を看過してほしいものだ。
現実の生活と写真とをナレーションで結びつけ、納得した解説で見事にドキュメントした長谷川監督ほかの力も立派なものだ。
写真は福島さんと長谷川監督。
原爆被害者の写真を撮り始めて、被写体に執拗に食い下がる、写真の鬼となった福島菊次郎、90歳。
彼と彼の作品を紐解き、日本の嘘を暴いていく。
こんな写真が福島さんの写真だったのかと改めて、その鋭い観察眼に感服する。
それでいて、いつも日本の直面する問題を庶民の側から眺め、ニッポンを告発する。
一時は、自衛隊など触れてはいけない分野に分け入り、自身も命を狙われ、家を焼かれたという。その反骨精神。
現代の最もピュアな原発事故でも早速被災地へ出かけて行っている。
そんな彼の今の日常(それは90歳のじいさんの地味な生活だが)と彼の来し方の写真の解説とを織り交ぜて、写真の力を改めて考えさせてくれる。
時には、ヌーディストを撮ったり、恋人と無人島で生活したりと、ちょっと並はずれたところがあるが、これも愛嬌。
もしまだ、90歳で現役を続けられたら、この日本の閉塞した状態を看過してほしいものだ。
現実の生活と写真とをナレーションで結びつけ、納得した解説で見事にドキュメントした長谷川監督ほかの力も立派なものだ。
写真は福島さんと長谷川監督。